現地調査時の状態

こちらが現地調査及び確認時の様子です。
写真の緑色のテープとビニール部分がマスカーといって塗装でよく使用する養生材です。
お施主様が雨が入らないようにマスカーを使って養生をされておりました。

マスカーの裏側が破損した場所になります。
お車を駐車した際に誤って下がりすぎてしまい外壁が破損したとの事でした。
マスカーを剥がして状況確認するとサイディングのみの破損で、その裏の防水紙や下地には幸いにも影響はありませんでした。

サイディングは長方形のパネルを貼り合わせておりますので一部破損があったとしても
部分的な張り替えが可能ですのでサイディングの張り替えでお悩みの方は是非ご相談ください。

外壁の張替え

外壁の張り替えを行いました。
築年数が経過しておりましたので残念ながら全く同じデザインのものはありませんでした。
また張り替えた部分があまり目立たない様にして欲しいとの希望がありましたのでお施主さまとお話をした結果
無塗装板という塗装がされていないサイディング材というのがありその上に既存の外壁の色と合わせて塗装することで補修箇所が目立たなくなりますので
今回はその方法で外壁の張り替えをすることにしました。

写真の白く見える部分が新しく貼った部分となるのですが今回はフラットの何も凹凸のないシンプルな見た目の外壁材を選ぶことになりました。

サイディングは長方形のパネルの様のものですので板と板との継ぎ目があります。
この部分には防水・緩衝材の役割としてシーリング材を充填していきます。

最初にマスキングテープにてシーリングがはみ出して外壁が汚れないように養生を行います
その後、プライマーを塗布していきます。

プライマーはシーリングの密着性を高めるためにも必ず必要な作業となります

シーリングを充填していき完了です。
このシーリングも種類があり、塗装が上にのるものとそうでないものがあります。

今回は変性シリコンという塗装が可能なシーリング材を使用していきました。

シーリングが終わりましたので次に塗装の工程に移ります。
塗装では基本的に３回塗りをしていきます。
３回塗りの内訳は
下塗り
中塗り
上塗り

この３工程です。

まずは最初の下塗り
これは塗装面と仕上げ材との密着性を高める為に塗装を行います。

次に中塗り（上塗り１回目ともいいます）

これは仕上げの色となる塗料を塗っていきます。

最後の上塗りです。

基本は３回塗りとはいいましたが
最近では塗料メーカーの仕様で２回塗りの物もありますのでカタログをご確認ください

また下地の状態が悪い場合は工程数を増やす必要もあります。
これは現地での確認が必要になりますのでご相談ください

きれいに仕上がりました。

既設部分との色も合っており補修箇所もあまり目立たないと思います。
街の屋根やさん岐阜店ではこういった部分的な補修工事もお任せください