谷板金　谷樋とは

谷板金・谷樋とは2つの勾配屋根がぶつかる部分にできる溝のことです。

2つの屋根からの雨水が流れてきますので、とても重要な部分で

また雨漏りの要因となりやすい部分にもなります

こちらは現調時の写真です。

赤い丸の部分が銅板の劣化により穴が開いてた部分です。
現調時の時点で穴が空いており、緊急性があったため応急的に防水テープで処置をいたしました

瓦から垂れてくる水が同じ箇所に落ちるので経年劣化により穴が開いてしまいます。

また穴が開く原因は他にもあります。

瓦の釉薬による成分や電蝕による原因です。

築年数25年から30年のうちで このような症状が起きやすいです

工事の様子

【谷板金交換工事の流れ】

①古い谷板金を取り外すために周辺の瓦をめくります

②次に古い谷板金を取り外します

③2次防水としてルーフィング（防水シート）を取り付けます

④次に新しい谷板金を取り付けます

⑤防水性を高めるためにシーラーを取り付けます

⑥周辺の瓦を復旧

工事の完了となります

谷板金の長さや納まりにもよりますが1日あれば工事は終わります

こちらは古い板金を取り外して
2次防水としてルーフィングを敷いた状態となります

新しい谷板金の取り付けとなります

定尺（一定の長さ）の板金を組み合わせていきますので、
重ねの部分には水が逆流しないようにシーリングを施しながら
雨水の流れを考え雨漏りしないように工事を進めていきます。

谷板金の端には、さらに防水性を高めるためにシーラーというスポンジ材のようなものを取り付けます。

雨水が谷板金を越さないようにまた雨漏りしないように施工いたします

最後に周辺の瓦を戻していけば工事は完了となります

綺麗に谷板金が収まりました。