現場の屋根の様子です。見事に表面の部分が劣化しています。
屋根は日射や雨がダイレクトに当たるので、住宅の中でも最も過酷な条件に晒されます。
しかも、風が強く吹く時などは、屋根材の隙間に雨水が侵入してしまうことも。その入り込んだ水も内部を侵食してしまうので、メンテナンスが必要なのです。
しかし、実際は下から見えないため、なかなか気付けない部分。注意しなければならない部分なのですが、忘れやすい部分でもあるのです。

雨戸部分の塗装も必要なので、この部分もきれいに処理します。
雨戸の様な部分は表面が複雑な形状をしている場合も多いため、へこんでいる部分まで念入りに洗浄しなければなりません。
洗浄がきちんと出来ていないと、後で塗った塗装が剥がれ落ちるなどの不具合が発生するからです。

今回の現場は細かい部分の工事も入っています。
写真は格子の下地処理の様子。単純な形状に見えるかも知れませんが、下地処理は全部を手作業でしなければなりません。
しかも、手の入りにくい部分もあるので、意外に手間が掛かります。
ちなみに格子にはアルミの様なデリケートな素材もあるので、デリケートな作業が要求されることもあります。

現場の養生も忘れてはいけません。
現場全体をきれいに塗装するためには、余計な塗料が飛び散ることは絶対に避けなければならないからです。養生をいい加減にすると、せっかく仕上げても良い状態にはならず、せっかくの塗装が台無しになってしまいます。
ですから、養生は細かい部分までしっかりとすることが大切。決して適当であってはならないのです。

塗装の開始です。
塗装は下地をきれいにした後で、下塗り、中塗り、上塗りの3つの工程を踏まなければなりません。これは、塗装をしっかりと固着させるためには絶対に必要な工事です。
いずれの段階もきれいに、しかも確実に塗らなければならないので、神経を研ぎ澄ませながら作業に臨みます。

屋根部分の塗装です。
屋根はフラットな形状では無く、屋根材を重ねて形成しているので、意外に複雑表面形状です。そのために塗りムラなども出る場合も出て、仕上がりが悪くなることも。技術と経験が必要となるのです。
ちなみに、屋根が過酷な環境に晒されるのは前述の通りですが、それだからこそ確実な工事が要求されるのです。

屋根材の上塗りの様子です。
塗装をしかっかりしないと耐用年数が落ちてしまい、建物の耐用年数を短くしてしまうことも。入念な工事が必要なのです。

屋根塗装は屋根材の表面だけではありません。
唐草やケラバなど、屋根の脇の部分もあります。
この部分は雨水を伝わせて雨樋に落とす部分でもあり、腐食も意外に進みやすいところです。腐食しやすいと言うことは入念な作業が必要な部分。やはり技術のいる仕事となります。

格子の部分もしっかりと塗らなければなりません。
この部分は形状が複雑で、しかも塗料の入り込みにくい部分も多いです。また、塗料のダレも目立ちやすいので意外に作業は簡単ではありません。

写真は換気扇部分の作業の様子。
この様に外壁がホワイト系の住宅の場合、他の色を使っている部分はデザイン的にもアクセントとなります。そのため、小さい部分ではあるのですが、決して手抜きを許されません。
しかも形状によっては塗料のダレが起こることもあるので、注意が必要な部分でもあるのです。

外構部分の塗装です。
この現場はクローズ外構のお宅。門まわりは「家の顔」とも呼べる部分で、訪問して来るお客様の印象までも決める大切な部分です。
きれいに仕上げなければならないので、繊細な作業が必要です。

工事の流れはこちらから

この土地は夏場の気温上昇が厳しく、それだけに屋根は傷みやすいです。そのため、どの様な塗装をするかは非常に気を遣います。
今回使用したパーフェクトルーフ、パーフェクトトップは実績のある塗料。この現場を長く守ることでしょう。