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岸和田市の屋根修理で構造部分を交換して瓦を葺き直しました
岸和田市 屋根補修工事
【工事のきっかけ】
「屋根の瓦が落ちてるんです」
岸和田市にお住いのⅠ様より屋根のご相談をいただきました。
現地を確認すると、下屋の瓦が数枚落下して周りの瓦もズレている状態でした。また、野地板や垂木などの屋根の構造部分にも雨水が廻って劣化していたので部分的に修理しています。見た目もきれいになったⅠ様邸の屋根修理の様子をご覧ください。
基本情報
- 使用材料:葺き土・陶器瓦・垂木・破風板・野地板・広小舞・漆喰
それでは、岸和田市I様邸で行った屋根修理の様子を現地調査からご紹介させていただきます。
修理したのは家の裏側にある下屋(1階の屋根
)
です。
I 様邸は長屋で、お部屋の中を通らないと裏の敷地に入ることができなかったので、工事の日に在宅していただき、お部屋の中を通って行き来しました。
現地調査にお伺いし、2階のお部屋の窓から下屋の様子を確認させていただきました。
ケラバの瓦がズレて落ちそうになっており、数枚が無くなっている状態でした!
窓から下屋がよく見えるので、I様も心配されていました。
ケラバとは、屋根の雨樋が付いていない三角になった面のことです。
ケラバは屋根の端なので、瓦がズレると下に落下しやすい箇所です。
瓦がズレたことで軒天に雨水が廻り、野地板(のじいた
)
や破風板(はふいた)
、垂木(たるき)といった屋根の構造部分が傷んでいました。
瓦のズレを戻して復旧しても、下地の耐久性が低下したままだとしっかりと支えられないので、下地を一部交換することになりました。
「野地板」「広小舞」「破風板」について簡単にご説明させていただきます。
野地板とは
屋根の下地の板のことで、屋根を支える重要な役割があります。最近では構造用合板という強度のある合板が使用されています。
広小舞とは
屋根の周囲に取り付ける長い板のことで、瓦の端を揃えたり、下地の土が流れ出すのを防ぐ役割があります。
破風板とは
屋根のケラバに取り付ける板のことで、雨や風が屋根の内部に吹き込むのを防ぐ役割があります。
野地板や垂木は瓦の下に隠れているので、瓦を一部めくらないと修理ができません。
この日は屋根職人と大工が現場に入りました。
瓦をめくるのは屋根職人です。
すべての瓦をめくるのではなく、修理する箇所周辺の瓦をめくりました。
瓦をめくって葺き土を撤去しました。
野地板と広小舞、破風板、垂木を一部交換していきます。
破風板と野地板、野地板を支えている垂木を撤去しました。
垂木とは、屋根の棟(頂点)から軒先にかけて渡した長い材のことで、野地板を支える部分です。
黄色い点線のラインまで屋根がありました。
棟から軒先にかけて垂木を渡し、2カ所設置しました。
この上に野地板を設置していきます。
垂木が細いと野地板をしっかりと支えられません。
垂木を設置した後、野地板、広小舞と破風板を取付けました。
傷んでいた屋根の構造部分を交換し、見た目もきれいになりました。
I様は屋根の耐久性について心配されていたので、これで安心していただけると思います(*^-^*)
広小舞は屋根面の方に斜めに角度をつけて加工しているので、下地の土の流出を防ぐとともにケラバの瓦を揃えることができます。
最後に透湿防水シート(とうしつぼうすいしーと)を敷きました。
透湿防水シートは湿気は通しますが水滴
をシャット
アウトする防水シートのことで、壁
にも使用されます。
この上に葺き土を載せて瓦を葺いていきます。
葺き土を敷いて、軒先から順番に瓦を葺きます。
Ⅰ様邸の屋根は土葺きで、粘土のような葺き土を敷き、瓦を密着させています。土の量を調整しながら軒先から順番に上に上に瓦を重ねて葺きます。
雨水が屋根に溜まらないように勾配をつけてきちんと葺かないといけません。
Ⅰ様邸の下屋の屋根面
は、屋根面に葺く「地瓦・じかわら」と「ケラバ瓦」そして、ケラバと地瓦の上に葺く「風切丸・かぜきりまる」で構成されています。
ケラバ瓦とはケラバに葺く瓦のことで、袖瓦(そでかわら)とも呼ばれています。
風切丸とは棟から軒先にかけて葺いた丸瓦の列全体の名称になります。
屋根面の瓦を葺いた後、棟の瓦を復旧しました。
棟とは屋根の頂点の取り合い部分のことで、棟に葺く瓦のことを「棟瓦・むねかわら」と言います。
Ⅰ様邸の棟には四角いのし瓦を3段、そして一番上に冠瓦(かんむりかわら)をのせている形状です。
既存の同じように瓦を積み上げて復旧します。
棟の端には鬼瓦という装飾の瓦を葺きました。
棟瓦を葺いた後、屋根面との取り合いや鬼瓦の取り合いに漆喰を詰めました。
漆喰は瓦の隙間を埋める役割があります。また、瓦を固定したり、雨水の浸入を防ぐ役割もあります。漆喰には白や黒があり、今回は黒い漆喰を使用しました。
黒い漆喰は汚れが目立ちにくいという利点があります。
【漆喰についてはこちら】
➡ 傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ
屋根修理完了です!
瓦が欠損して全体的にズレが生じ、葺き土も流れていた屋根を修理し、耐久性も向上しました。
窓から屋根を見ていただいても不安に感じることはなくなりました。
修理前は瓦が落下したことで雨水が屋根に下地まで浸入し、野地板や破風板、広小舞、垂木などが一部傷んでいました。
木部に水が廻り続けるとどんどん耐久性が低下してしまうので、早急に工事に取り掛かりました。
瓦をめくって構造部分を交換し、屋根の耐久性も向上しています。
「屋根の強度的な部分が心配だったので、きちんと修理してもらえて安心しました」
Ⅰ様に安心していただける工事ができて良かったです。
ありがとうございました。
瓦が落ちたりズレたり、雨漏りしたり・・・。
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