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岸和田市の屋根葺き替えの施工事例!スレートに葺き替えました!
【工事のきっかけ】
岸和田市にお住まいのS様は、約2年前から雨漏りに悩まされていて、
屋根の老朽化のことも気になり、葺き替えをご検討されていました。
もともとの屋根は土葺きで、月日とともに土が痩せて瓦がズレやすくなっている状態です。
工事の費用やメンテナンス性を踏まえて、軽量で施工しやすいスレート葺きに葺き替えることになりました!
それでは岸和田市S様邸で行った屋根葺き替えの様子を詳しくご紹介していきますので、
屋根の葺き替えをご検討されている方は是非参考にして下さいね(*^-^*)
基本情報
- 施工内容:雨漏り修理
- 施工期間:7日間
- 築年数:約50年
- 施工費用:足場費用・・24万円 屋根葺き替え・・約340万円(それぞれ税込み)
- 使用材料:スレート・構造用合板・ゴムアスルーフィング・各水切り・貫板・棟板金
S様邸の屋根は土葺きの瓦屋根です。築50年が経過して瓦が全体的にズレていました。
現地調査で屋根の上を歩くと、たわんでいる箇所があり、下地の野地板も傷んでいる可能性がありました!
土葺きの屋根は、粘土のような土を下に敷き、瓦を密着させて葺かれています。
土は経年で次第に乾燥し、痩せてきます。そうなると瓦の固定力が低下して動きやすくなり、台風や地震
で瓦がバラバラに落下
したり、雨漏りすることがあるため、
瓦を固定するなど定期的なメンテナンスが必要です。
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下地の土を
交換すると、瓦をしっかりと
固定することができますが、そうなると瓦をめくって葺き直さないといけないので、葺き替えと同じくらいの費用がかかってしまいます・・!
また、S様邸は屋根の老朽化が進んでいたので、雨漏り箇所を修理してもまた別の箇所で雨漏りする可能性が高かったので、今後安心して暮らせるようにスレートという屋根材に葺き替えることになりました!
それでは、岸和田市S様邸の屋根葺き替え工事の様子を順番にご紹介させていただきます。
まずは「足場の設置」です。
屋根の葺き替えでは建物の周囲に足場を設置しないといけません。
特に土葺きの屋根で、土を下ろす際には土ホコリがたくさん舞うため、周囲の住宅にご迷惑をかけないように、足場を立ち上げてシートで保護して作業します。
足場を設置するとなると予想よりも大きな金額になりことがあります。
足場を設置したタイミングで足場が必要な工事をまとめて行うと足場の費用が一度で済むのでお勧めしています!
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足場を設置して屋根の葺き替え作業開始です!
まずは手作業で既存の瓦を1枚1枚めくってきます。
瓦を落とすと危険なので、めくった瓦は屋根の安全な箇所に
まとめて保管し、ある程度溜まってから荷下ろしします。
瓦をめくると下地の葺き土が出てきますが、瓦と土は別々に産業廃棄物処分しないといけないので、まずは瓦をすべて撤去していきます。
S様邸は大きなクレーン車を横付けする十分なスペースがあったので、瓦や土の荷下ろしはクレーン車で行いました。
更に、瓦を積み込むトラックも横付けすることができたので、クレーン車で荷下ろしした瓦や土をそのままトラックの荷台に積み込むことができます。
クレーン車を使用できると作業効率が大幅にアップします!
逆に、めくった瓦を荷下ろしして、
トラックに積み込むまでの間に距離があると、職人が手運びしないといけないので、作業性が悪くなりその分費用がかさむ場合があります。
現地調査では作業性も踏まえて調査し、より良いご提案をさせていただいております!
瓦をすべて荷下ろしした後、葺き土を袋に詰めて撤去していきます。
こうしてみると、屋根の上には大量の土が載っていることが分かりますね!
土葺きの屋根は瓦自体の重量に加えて土の重量が加算されるので、どうしても建物の重心が屋根の方に上がってしまいます。
では建物の重心が上にあると
どうなるのでしょうか・・・?
ここで、建物の重心について少しご説明させていただきます。
重心とは、簡単にお伝えすると一番重量がある位置のことです。
土葺きの瓦屋根の場合、屋根に瓦と土の重量がのっている為、どうしても建物の
重心が高い位置に上がってしまいます。
建物の重心が高いと、地震の揺れを受けた時に振り子のように大きく揺れてしまうので、倒壊しやすくなってしまうのです・・・!
建物の重心についてはご理解いただけたでしょうか。
それではS様邸の工事のお話に戻りますね!
瓦をめくると、乾燥した土が現れました。
痩せている箇所や雨水により流されている箇所もありました。
これでは風の影響を受けなくても瓦がズレてしまいますね・・。
次に葺き替えるスレートは釘で固定しますので、瓦のようにズレる心配はありません。
雨水の影響で野地板が腐食していた箇所は部分的に補強しました。
S様邸は野地板を撤去せず、上に構造用合板を張ります。
野地板を撤去することも可能ですが、撤去・処分費用が発生するため、上に増し張りするご提案をさせていただきました。
既存の野地板の上に構造用合板を張ります。
合板同士の継ぎ目が揃わないようにずらして張ることで耐久性が向上します。
継ぎ目が揃っていると、地震の大きな揺れを受けた時に継ぎ目に力が集中し、破損しやすくなってしまいます。
板
チョコも、力を加えるとすぐに割れますね。その原理と同じで、継ぎ目が揃っていると目地となり、割れやすくなるのです。
構造用合板を張った後、ゴムアスルーフィングを敷き込みました。
軒先から順番に、上に上に重ねて張っていきます。
ゴムアスルーフィングはゴムアスファルトルーフィング、又は改質アスファルトルーフィング
と言い、屋根の防水紙のことです。
アスファルトの性能を強化させて、耐久性・耐水性共にアスファルトルーフィングよりも性能が優れているのがゴムアスルーフィングです。
屋根を雨水から守るのは屋根材ではなく、ゴムアスルーフィングなどの防水紙なのです!
ルーフィング敷きが完了したら、いよいよ屋根材を葺いていきます。
S様邸で使用するのは「スレート」という屋根材です。
スレートは平らな板状の屋根材ですが、屋根に上げるとなると手運びでは作業効率が悪いので、昇降機(梯子についた荷台が電動で動くもの
)
を使って荷上げしました。
スレートを葺く前に、ケラバ水切りと軒先水切りを取付けました。
水切りとは雨水が内部に浸入するのを防ぐ金物のことです。
ケラバ(屋根の三角になった面の端
)
や軒先は屋根の端に位置するため、そのままスレートを葺くと雨水が染み込んでしまいます!
ケラバと軒先に水切りを取付けることで雨水の浸入を防ぎ、野地板の劣化を抑えることができます。
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スレートは野地板に向かって1枚1枚釘で固定していきます。
釘はゴムアスルーフィングを貫通しますが、ゴムアスルーフィングは追従性があるので、釘周りに密着してくれます。
釘留めしているので、土葺きの屋根のように瓦がズレる心配はありません。ですが、スレートが劣化すると脆くなり、割れやすくなってしまうので塗装や補修などのメンテナンスは必須です。
棟板金は貫板の側面からビスで固定します。
貫板に向かって
ビス留めすることで、屋根面に向かって打ちつけられた貫板のビスが隠れて雨仕舞のいい屋根になります。
また、棟板金は2mと決まっているので、棟の長さに合わせて繋いで固定
することになります。
板金壮士の継ぎ目から雨水が入らないようにコーキングを充填してきちんと防水しました。
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大屋根(一番高い屋根
)
の葺き替え完了です!
重い瓦屋根からスレートに葺き替えて、見た目も軽やかに美しくなりました!
スレートはセメントと繊維質が主原料なので、吸水性があります。
そのため表面を塗装して防水しているのですが、経年で塗膜が傷むと雨水を吸い込むようになり防水性が低下してしまいます。
そうなると、割れやすくなったり、反ってきたり、不具合を起こしてしまうため、10年に一度を目安に定期的に塗り替えて寿命を延ばす必要があります。
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S様邸には大きな下屋(下の屋根
)
があります。
下屋も同様に、瓦と土を下ろして構造用合板を張り、ゴムアスルーフィングを敷いてからスレートを葺きました。
大きな下屋なので、スレートに葺き替えるとシックな印象になりますよ!
下屋の葺き替えには「壁際水切り」が関わってきます。
壁際水切りとは外壁を伝ってきた雨水が内部に浸入するのを防ぐ金物のことです。
既存の壁際水切りを撤去するとなると、外壁を撤去しないといけないので、そのまま残す仕様となりました。
S様邸の既存の屋根は瓦葺きで、新しく葺いたスレートは厚みが5mmほどしかない為、壁際水切りとの間に段差が生じてしまいます。
そのため、既存の壁際水切りと屋根面との隙間に壁際水切りを取付けて、その後に、既存の壁際水切りを曲げて下に下ろし、上に大きな壁際水切りを被せて仕上げることになりました。
壁際水切り取付完了後の様子です。
大きな壁際水切りを取付けることで、既存の水切りが隠れて見た目もきれいに仕上がっています。
外壁と水切りの取り合いから雨水が入らないようにコーキングを充填してきちんと防水しています。
岸和田市S様邸は屋根葺き替えと同時に外壁塗装もされました!
現地調査の時に、外壁の塗装の時期を迎えていることをお話すると「足場を設置するので一緒に壁も塗装した方がいいですよね」とのご相談があり、屋根葺き替えで使用した足場を利用して外壁も塗装しました。
屋根と外壁を同時にメンテナンスしたので、次のメンテナンス時期が揃います。
屋根と外壁が一新されて、防水性・美観性が向上しました!
岸和田市S様邸で行った工事の現場ブログは下記のリンクよりご覧になって下さい!
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