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忠岡町のスレート屋根の棟板金交換工事についての施工事例
忠岡町 台風
【工事のきっかけ】
台風でスレート屋根の棟板金が飛ばされ、ご相談をいただきました。
屋根に上がって確認すると、棟板金が3カ所、そして下地
の貫板も飛ばされたり腐食している状態でした。
今後、長持ちするように、新しい貫板に交換してから棟板金を取付けています。
基本情報
- 施工費用:足場費用・・約10万円(税込)棟板金・貫板工事・・約12万円(税込)
- 使用材料:杉貫板・ガルバリウム鋼板製棟板金・シーリング
忠岡町で行った棟板金(むねばんきん)修理工事の施工事例です。
台風でスレート
屋根の棟板金が飛ばされて街の屋根やさん岸和田店にご相談をいただきました。
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⚠スレート屋根に取り付けられている棟板金は釘で固定されていますが、経年で釘が緩むと強風で板金が飛ばされやすくなります!
☆台風で屋根の棟板金が飛ばされて、火災保険を使用して修理をしたいというご相談をいただきました!
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それではI様邸の屋根の現況についてお伝えします。I様邸の屋根はスレート葺きで、台風で棟の板金と貫板(ぬきいた)が飛ばされていました。
写真は下り棟(軒先に向かって下りる棟
)
の様子です。
水平棟の棟板金と貫板も飛ばされていました。
棟板金が飛ばされても大丈夫??
棟板金が飛ばされると棟の取り合いが露になり、屋根材の内側に雨水が浸入します!
屋根材の下にはルーフィングという防水シートを敷いていますので、ルーフィングが傷んでいなければ雨漏りすることはありませんが、
ルーフィングが傷んでいると部屋内に雨水が浸入してしまいます!
また、部屋内に雨漏りしていなくても、棟板金が飛ばされたことで雨漏りしやすい状況下にありますので、放置せずきちんと修理しましょう。
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屋根に残っていた棟板金を確認すると、固定している釘が緩んで抜けていている状態でした!
棟板金を固定している釘はどうして緩むの??
1.
風の影響で緩む
棟は屋根の高い位置にあり、風の影響を受けやすい状況下に置かれています。
強風や突風、台風などの風の力で振動して釘が少しづつ抜けてきてしまいます。
2.釘の錆び付き
棟板金を固定する際には鉄釘が使われていることが多いのですが、
鉄釘は経年で錆びつきます。
釘が錆びついて膨張すると、釘穴が開くので
釘が抜ける原因になります。
3.
貫板(ぬきいた)の劣化
棟板金の下地板である貫板が劣化すると、釘が
効かなくなって抜けてくることがあります。貫板の劣化は棟板金の飛散に繋がります!
I様邸の屋根全体を確認すると、数カ所でスレートが割れていました。
スレートはどうして割れるの??
スレートはセメントと繊維質からつくられていますので、もともと吸水性があります。そのため表面を塗装して防水性を持たせているのですが、塗膜が傷むと雨水などの水分を含むようになります。
スレートが水を含んで「膨張」し、天気のいい日に乾燥「収縮」する動きを繰り返すうちにスレートが反ってきてひび割れを起こしてしまいます!
工事で使用する足場を部分的に設置しました。
足場があると、昇降用の梯子をしっかりと固定することができます。
足場は工事箇所や工事の範囲によって部分的に設置することが可能です。
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一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事
I様邸は台風で棟板金と貫板が飛ばされていましたが、残っていた貫板も傷んでいたので撤去しました。
傷んだ貫板の上に棟板金を被せると見た目はきれいに仕上がりますが、固定力が弱いのでまた強風で飛ばされる危険性があります!
棟板金の耐久性を維持するためにも貫板も交換させていただきました。
新しい貫板を屋根面それぞれに取付けます。
貫板に下穴を開けて、屋根面に向かってビスでしっかりと固定します。
ビス頭が天を向いていると、雨水が浸透しやすくなってしまいますが、この上に板金を被せるのでビス頭が隠れます。
二つの屋根面に貫板を並べ、その上に棟板金を被せて固定する位置を確認しました。
棟板金は貫板と屋根面に沿って取付けられるように、形状が決まっています。
二つの
貫板の間隔が広すぎると、板金を被せられないですし、狭すぎると板金と貫板の間に隙間ができてしまいます。
貫板に対して板金を
無理なく被せられる状態で、
貫板を固定しました。
屋根に流れてきた雨水は少なからず貫板に染み込みます。貫板が濡れると腐食する原因になりますので、取り合いにシーリングを充填して防水しました。
屋根の勾配(こうばい)が緩やかだと、特に屋根面に雨水が滞在しやすいので、棟の方に浸透しやすくなってしまいます。
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貫板を固定した後、棟板金を被せて取付けています。
棟板金に電動ドリルで直接ビスを打ち付けようとすると滑ってうまく固定できないので、キリ(先が尖った工具
)
で下穴を開けました。
棟板金の横方向からビスでしっかりと固定しました。
棟板金の側面で固定すると、ビス頭から雨水が浸透しにくくなりますし、貫板の劣化も抑えることができます。
逆に棟板金の上(天を向いた面
)
でビス留めすると、雨水がビス頭周辺に溜まり、
染み込んでしまいます!
棟板金の規格のサイズは2mと決まっていますので、各住宅の棟の長さに合わせて数枚の棟板金を繋ぎ合わせて施工します。
棟板金の継ぎ目には「水返し」という加工が施されていますので、雨水が浸入しにくいですが、念のためシーリングを充填してきちんと防水しています。
棟板金は側面で固定されていてビス頭から雨水が染み込みにくいですが、雨水の影響を少なくするために、ビス頭にシーリングを充填してしっかりと防水しました。
ビス頭にシーリングを充填すると、ビスが緩んで抜けてくるのを防ぐことができますので一石二鳥です!
棟板金を取付けた後、「棟のかき合い」にもシーリングを充填して防水しました。
棟のかき合いとは、複数の棟が合流する地点のことです。
形状が複雑な分、雨漏りのリスクが高いので、シーリングを充填して防水しました。
かき合い部分の板金は、現場で形状を合わせて
加工しています。
割れたスレートはシーリングを充填して補修しました。
スレートのひび割れは塗装のサインです。(衝撃が加わった場合を除く
)
外気の影響で自然に割れてくると、その被害がどんどん拡大します。
スレート屋根の塗替えは10年~15年の間隔が目安とされていますが、環境によって異なりますので、定期的に点検することをお勧めします!
スレートは塗装により寿命を延ばすことができますので、早め早めの塗装が理想的です。
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