街の屋根やさん宝塚店の魚住です。

本日は尼崎市で行った天窓付きのスレート屋根へカバー工法　雨漏り改善　の施工事例のご紹介となります。

外からの明かりを室内へ取り込むために設けられている天窓。
見た目もおしゃれになることから取り付けるお家も多いと思います。

ただ、屋根の途中に突起する天窓は非常に雨漏りしやすいことから、修理のご依頼を良くいただきます。

天窓から雨漏りする原因のほとんどが
・天窓ガラス廻りのパッキンの劣化
・天窓廻りの防水シートの劣化

となっており、後者の場合は簡易的な作業で直すのが難しいケースとなります。

今回は既存の屋根材の上から、新しい屋根材を葺くカバー工法で解決していきます！

「修理するかどうかはわからないけど、屋根の上って見えないし、私の家の場合はどのくらいの費用が掛かるのか気になる・・・」

など、気になる点がございましたら弊社の「無料点検」をご利用ください！
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この施工事例は街の屋根やさん神戸西店でもご紹介しております。

天窓付きのスレート屋根へカバー工法　現場紹介

こちらが今回尼崎市で天窓から雨漏りしているスレート屋根へカバー工法を行う現場になります。

【建物情報】
・エリア　尼崎市
・築年数　24年（2階建て木造住宅）
・屋根材　スレート屋根（天窓付き）※現在　雨漏りあり
・工法　　カバー工法

こちらのご自宅、10年ほど前に塗装を行ったそうですが注跡雨漏りしてきたようで困っていたとのことでした。

点検時に室内も確認したのですが、天窓からの雨漏りが原因でクロスが剥がれてしまっていました。

木造のお家ですので雨漏りをあまり放置しすぎると、下地が腐食してしまいかなり大掛かりな工事が必要となってしまいます。

雨漏りに気が付いたら、できるだけ早く専門業者に相談をしてください！

今回の天窓からの雨漏り原因は天窓廻りの防水シートの劣化でした。

天窓周りのスレート屋根にシミができています。

これはスレート屋根が雨水をｗ吸い込んだことが原因で出来たシミになります。

天窓付きのスレート屋根へカバー工法　防水シート貼り

屋根のカバー工法とは、既存の屋根を撤去せずに上から新しい屋根材を葺く工法となります。
葺き替え工事に比べ、既存の屋根材の撤去・処分費用が掛からないので費用や工期を少なくすることができます。

屋根材は撤去する必要がないので、棟板金のみ撤去していきます。

ここからは、カバー工法の工程のご紹介です。
カバー子法を行う中で最も重要な工程が、「防水シート貼り」になります。

防水シートにも様々な種類がありますが、今回は「改質アスファルトルーフィング」という防水シートを使用します。

この防水シートの特長は、ゴムの繊維が含まれており、屋根材を固定する際にビスなどを貫通させても漏水しない素材になっています。

耐久年数も35年以上と長持ちするため、費用対効果も良いとされている防水シートです。

街の屋根屋さん宝塚店では改質アスファルトルーフィングをほとんどの現場で使用しています。

屋根に天窓が設けられている場合は、防水シートを立ち上げて貼っていきます。

天窓廻りは雨漏りしやすいため、防水シートを立ち上げてしっかりと漏水対策を行う必要があります。

天窓付きのスレート屋根へカバー工法　新しい屋根材

それではここからは、いよいよ新しい屋根材を葺いていきます。

今回使用する屋根材は、IG工業さんが製造元の「スーパーガルテクト」です。

この屋根材は既存のスレート屋根とは異なり、材質がガルバリウム鋼板（鉄とアルミの混合金属）でできた屋根材となります。

メリットとデメリットを見比べてみても、圧倒的にメリットの方が多いので非常におススメの屋根材となります。

【スーパーガルテクトのメリット】
・断熱材が入っているので断熱効果が高い
・非常に軽量で重量はカラーベスト屋根の4分の１
・屋根材同士を引っ掛ける工法で台風・地震に強い
・SGL鋼板なので割れることがない

【スーパーガルテクトのデメリット】
・瓦屋根に比べると重厚感・高級感は劣る
・20～25年で色あせ、塗装する必要がある

スーパーガルテクトには2種類のグレードと豊富なカラーバリエーションがあるのでご紹介いたします。

今回はチャコールを使用しました。

【カラー展開】
フッ素グレード
・ブラック
・ブラウン

標準グレード
・ブラック
・ブラウン
・チャコール
・グリーン
・ブルー
・ワインレッド

フッ素グレードは表面の色あせ保証が標準グレードよりも5年長くなっています。

天窓付きのスレート屋根へカバー工法　棟板金の取り付け

屋根材を葺き終えたら、雨漏りしていた天窓周りに板金材（ガルバリウム鋼板）を取り付けていきます。

このように天窓周りに板金材を巻くことで、長期的な雨漏り対策となります。

仕上げに棟板金を取り付けていきます。

棟板金というのは屋根の一番高い部分に位置しており、屋根と屋根の取り合う部分に取り付ける板金材となります。

棟板金にも下地材が必要なので、まずは「貫板」(ぬきいた）という下地材を取り付けていきます。

下地材を取り付けたら、上から棟板金を被せていきます。

この棟板金も屋根材と同じ材質のガルバリウム鋼板でできています。

この棟板金は強風で飛散しやすい部分となりますので、固定方法はステンレスのビスを使用してしっかり固定していきます。

天窓付きのスレート屋根へカバー工法　費用と保証内容

今回使用した屋根材のIG工業スーパーガルテクトには、メーカー保証が付いています。

・表面の塗膜が剥がれないこと　15年
・表面に錆が発生しないこと　20年
・表面に穴が開かないこと　25年

上記に加えて弊社の工事保証として
・屋根からの雨漏り
・屋根材の飛散
に対して15年間の保証もお付けしております。

アフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、ご利用ください。

今回の天窓から雨漏りしているスレート屋根へのカバー工法費用は50㎡に対して560,000円となりました。

別途、足場費用が1面設置で80,000円となっています。

屋根塗装に比べると費用は高くなりますが、葺き替え工事と比べるとかなり安く施工できるためお勧めの屋根工事になります。

使用する屋根材や、屋根の状態などによって費用は前後いたしますので、ご参考程度にご覧いただけましたら幸いでございます。

この度は、ご成約いただきありがとうございました！

屋根の状態というのは雨漏りでもしない限り、目にする機会がない方がほとんどです。

ですが、屋根の上に上がって状態を確認するのは危険が伴います。

無理をせず、プロにお任せください。

現状のお困りごとはもちろん、先のことまで視野に入れてご提案をさせて頂きます。
皆様のお困りごとを解決できるご提案ができるよう一緒に考えて参りますので、気になる箇所は何点でもご相談くださいませ！

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