街の屋根やさん宝塚店の魚住です。
本日は【伊丹市　台風・断熱対策】で行ったスレート屋根へのカバー工法の施工事例のご紹介です。

今回はスレート屋根の中でも代表的な「カラーベスト」と呼ばれる屋根材が使用されていました。

軽量で耐震性に優れていることから、多くのおうちの屋根に使用されています。

しかし、スレート屋根のデメリットとして
・割れやすい
・断熱効果が低い
といった点が挙げられます。

毎年夏が近づくに連れて、断熱対策をご検討される方が増えております。
本施工事例を参考にご覧ください。
ご相談はお早めに♪

「修理するかどうかはわからないけど、屋根の上って見えないし、私の家の場合はどのくらいの費用が掛かるのか気になる・・・」

など、気になる点がございましたら弊社の「無料点検」をご利用ください！
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この施工事例は街の屋根やさん神戸西店でもご紹介しております。

【伊丹市　台風・断熱対策】スレート屋根へのカバー工法を行う現場紹介

こちらが今回の施工現場になります。

・エリア　伊丹市
・築年数　23年（2階建て木造住宅）
・屋根材　スレート屋根（カラーベスト）※現在雨漏りはなし
・工法　　カバー工法

カバー工法とは、既存の屋根を撤去することなく、新しい屋根材を上から貼ることができる工法です。

既存の屋根の撤去費用が掛からないことから、丸ごと葺き替えるよりも工事費用は安価になります。

今回カバー工法を行うスレート屋根ですが、「棟板金」（むねばんきん）と呼ばれる部分を固定している釘が経年劣化で浮いたり、抜けたりしてしまっていました。

これでは台風などで強風が来た時に飛んで行ってしまう可能性が・・・
飛んで行ってしまうと雨漏りや、近隣住宅への2次災害に繋がります。

どうしても釘は経年劣化で浮いたりしてしまうので、棟板金や屋根材を固定する際にはビス止めがおススメです。

釘とビスの違いは以下の通りです。

釘（ネイル）

• 形状: ねじ山なし、棒状。
• 使用方法: ハンマーで打ち込む。
• 特長: 挿入が速い、取り外しが難しい。

ビス（スクリュー）

• 形状: ねじ山があり、回して固定。
• 使用方法: ドライバーやドリルで挿入。
• 特長: 強力な固定。

ビスは強度が必要な接合に、釘は迅速な作業に適しています。

また、今回のスレート屋根は色あせやひび割れもひどい状態でした。

スレート屋根にはセメントを含んでいるので、撥水機能が低下すると屋根材が水分を含んでしまいます。
暑いと寒いを繰り返すとこういった形でひび割れしていきます。

【伊丹市　台風・断熱対策】一番重要な防水シートの設置

カバー工法に最も重要な防水シートを貼る準備をしていきます。

カバー工法ですので、既存の屋根材はそのままに、棟板金のみ撤去していきます。

緩くなった釘を抜きながら作業を行いますので、おうちの周りに落とさないように作業を進めていきます。

棟板金を撤去したら、一番重要な「防水シート」を貼っていきます。

屋根から雨漏りをしているときは、防水シートの劣化が原因となることがほとんどです。

カバー工法や屋根の葺き替え工事を行う際は新しい防水シートの設置が必須となります。

屋根に貼る防水シートには様々な種類があります。
その中でも弊社がおススメしているのは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートです。

従来の防水シートと比べてゴムの繊維が含まれているので、屋根材を固定する際にビスなどを貫通させても漏水しない素材になっています。

簡単に言うと、ゴムの縮む力でビスを貫通させた穴に対して、しっかり収縮してくれるんです♪

耐久年数は35年以上となっていますので、長期的に雨漏りの心配をしなくても良い防水シートとなっております。

【伊丹市　台風・断熱対策】カバー工法でおススメの屋根材のご紹介

ここからは、【伊丹市　台風・断熱対策】カバー工法でおススメの断熱効果の高い屋根材のご紹介をしていきます。

おススメは、IG工業さんが製造元の「スーパーガルテクト」です。

そんないいところだらけのスーパーガルテクトの屋根材をビスで固定していきます。

ただ、どんな屋根材にもメリット・デメリットはありますので下記にご紹介いたします。

【スーパーガルテクトのメリット】
・断熱材が入っているので断熱効果が高い
・非常に軽量で重量はスレート屋根の4分の１
・屋根材同士を引っ掛ける工法で台風・地震に強い
・ガルバリウム鋼板なので割れることがない

【スーパーガルテクトのデメリット】
・瓦屋根に比べると重厚感・高級感は劣る
・20～25年で色あせ、塗装する必要がある

といったところです。
新しい屋根材を選ぶ際の参考になれば幸いです。

今回の台風・断熱対策に使用したスーパーガルテクトには2種類のグレードと豊富なカラーバリエーションも魅力です。

【カラー展開】
フッ素グレード
・ブラック
・ブラウン

標準グレード
・ブラック
・ブラウン
・チャコール
・グリーン
・ブルー
・ワインレッド

フッ素グレードは表面の色あせ保証が標準グレードよりも5年長くなっています。

標準グレードと比べてフッ素グレードのほうが１㎡当たりの材料費が1,000円程度高くなりますので、屋根面積100㎡のお家ですと100,000円程度費用がアップします。

【伊丹市　台風・断熱対策】棟板金の設置

スレート屋根のカバー工法の仕上げの工程に入ります。

棟板金の取り付けに必要な、下地となる貫板（ぬきいた）を取り付けていきます。
貫板とは、屋根に取り付ける細長い板材で、屋根全体の強度と安定性を高める役割を持つ部材です。

この貫板は15年ほどで腐食してくるので、防腐剤などが入った貫板の使用がおススメです！

先ほど設置した貫板の上から「棟板金」を被せていきます。

この棟板金は台風などで飛んで行ってしまうこともあるため、釘ではなく、ビスで固定をしていきます。

材質は屋根材と同じガルバリウム鋼板ですので屋根材自体も錆に強く安心です。

以上で作業は完了です。
最後に不備がないかなど、確認をし、作業を終了します。

【伊丹市　台風・断熱対策】スレート屋根へのカバー工法の施工事例のご紹介でした。

【伊丹市　台風・断熱対策】スレート屋根へのカバー工法のまとめと費用

【屋根カバー工法のメリット】
・既存の屋根材を撤去する必要がないので工事費用が安くなる
・2重屋根になるので工事中の雨漏りなどは心配ない
・施工期間が葺き替え工事より短い
・屋根カバー工法でも屋根下地の補強が出来る

【屋根カバー工法のデメリット】
・2重屋根になるので重量は重たくなる（建物には影響なし）
・将来、お家を解体するときに2重の屋根撤去費用が必要
・新しく使用する屋根材の種類が限られる

今回の台風・断熱対策を目的としたスレート屋根のカバー工法の費用は56㎡に対して560,000円となりました。

1㎡当たり10,000円程度となります。

屋根塗装と比べると費用は高くなりますが、葺き替え工事と比べると費用を抑えて施工できる屋根工事になります。

補償内容も充実しており、「雨漏り・強風による飛散」に対して、15年間の工事保証がついております。
また、アフターメンテナンスに2年に1回の無料点検も行っております。

やはり、屋根の上に上がって状態を確認するのは危険が伴います。
無理をせず、プロにお任せください。

この度も完工後の状態に大変ご満足いただけました。

ご依頼いただきありがとうございます！！

現状のお困りごとはもちろん、先のことまで視野に入れてご提案をさせて頂きます。
皆様のお困りごとを解決できるご提案ができるよう一緒に考えて参りますので、気になる箇所は何点でもご相談くださいませ！

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