笛吹市にある素敵なキャンプ施設の屋根を、日本ペイントのサーモアイ４Fという遮熱塗料を使い塗装しました。

遮熱塗料とは太陽からの赤外線を反射させ室内の温度上昇を抑える効果がある塗料です。

また今回はフッ素塗料を使用し、より耐候年数を向上させました。

塗装する前に、屋根のケレン作業と清掃を行います。

古い塗膜やゴミをマジックロンというケレン専用のたわしや、ディスクグラインダーを使い落としていきます。

また、劣化したコーキングは全て取り除き新たに変成のシーリング材を使い打ち直しました。変成シーリング材とは塗装をした際に塗料が乗るシーリング材です。

また、シーリングの交換をしない場合はシーリング材に専用下塗り材を入れ、塗装する場合があります。

ケレン作業を行った後は専用の下塗り材を塗っていきます。

今回はガルバ屋根（鋼板屋根）ですので、サーモアイプライマーを使用しました。

専用のプライマーは強い造膜性があります。また、プライマー事態にも反射性を持ち。赤外線を反射させる効果があります。

窓回りにはマスキングテープや養生テープで塗料が入らないようにします。細部に下塗り材が入らない場合は刷毛を使い細かな個所もすべて埋めていきます。

下塗り材の入りが悪い箇所は、二度塗りを行いました。下地をフラットにすることで上塗り材の色の入りもよくなります。

下塗りが終わると中塗り、上塗りになります。

サーモアイ4Fのクールネオサファイアブルーという色でした。

塗料は主にウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素に分類されています。一般的にはラジカル制御型塗料かシリコンを使う場合が多いですが、今回は耐候性を上げたいとのことでフッ素塗料を使用しました。1缶当たりの単価も3倍ほどの価格がかかりますが、耐候性能も格段に上がります。

下塗りと同様に、細部は刷毛を使います。中塗り、上塗りの2度塗装する理由は塗りむらを防ぐ意味もありますが、遮熱塗料の特性で厚く塗った方が赤外線を吸収しにくいという点もあります。
場合によっては中、上、上の3度塗る場合もあります。

最後に唐草板金という屋根の先にある板金や、屋根の隙間などをチェックし塗り残しを徹底的に探します。

この作業が何気に大変で、仕上げの大事な部分になるので必ず行います。

最後にオーナー様に確認をしていただき完工になりました。

今回はフッ素塗料を使いましたが、シリコン製やラジカル制御型も品質が良くお値段も安く施工できます。屋根塗装をお考え際は街の屋根やさん　山梨店にお問い合わせください！