塗装前の外壁

別荘地帯は木々に覆われており、湿気がたまりやすいため、外壁に苔や藻・カビが発生しやすいです。
今回の別荘も、写真のように黒ずみ（カビ）が確認されました。

養生後、外壁塗装

まずは高圧洗浄を行い、壁に付着する汚れを一掃します。

その後塗装しない箇所・塗料が違う箇所に養生をかけます。
養生は、ビニールシートやマスキングテープを使用します。

その後、下塗り→中塗り→上塗りの順で塗装していきます。
各工程の間は、しっかりと塗料を乾燥させます(^^)/

「なぜ3回塗る必要があるの？」とご質問をいただきますが、中塗り（2回塗り）で終わってしまうと、写真のように若干ムラが残ります。
仕上げ塗料を中塗り→上塗りと2回塗り重ねることで、きれいな塗膜が完成します！

外壁塗装で使用した塗料

外壁塗装の際には、
下塗り：エスケー化研「水性ミラクシーラーエコ」
中塗り、上塗り：エスケー化研「アートフレッシュ」
を使用しました。

水性ミラクシーラーエコは環境にやさしく、幅広い下地に適用します。
下塗材から防かび・防藻機能を発揮するため、別荘地帯での効果が期待大ですね！

アートフレッシュはセラミックシリコン樹脂塗料で、長期間超耐久・超耐候性を発揮します。
また下塗り塗料同様、防かび・防藻機能が高いです(*^^*)

塗装前の木部（ウッドデッキ・付帯部）

木部は全体的に色あせ（塗膜剥がれ）、一部白くささくれています。

人が歩いたり、物を置くウッドデッキは、風雨や紫外線にさらされて表面を覆っている塗装が薄くなります。
塗膜でまもられていた木部本体がむき出しになると、腐食など傷むスピードが速くなります(>_<)

付帯部は、軒天・外壁木枠・窓枠・扉(ドア)が木部でした。

木部塗装前のケレン作業・下塗り

塗装する前にはしっかりと下地調整が必要です！

高圧洗浄を行うこともありますが、木材を痛めてしまう可能性もあるのでデッキブラシや手作業で洗浄する場合もあります。

その後、ヤスリやサンドペーパーなどを使用して、木部表面を研磨します。
この作業は「ケレン作業」と呼ばれ、古い塗膜・ささくれを除去し、表面の凹凸を無くします。

下地調整後は、塗料を2回塗り重ねます。
ウッドデッキは、デッキ表面・デッキとデッキの隙間、溝・デッキの裏側を塗装していきます。

塗装（上塗り）・木部に使用した塗料

今回は大阪ガスケミカル社「キシラデコール」を使用しています。

キシラデコールは木材保護塗料として最も使用されている塗料です！
塗料が木材の内部に浸透することで、内部からの劣化や虫被害を防ぎます。

塗装完了時の木部

木部塗装は約3～5年に1度といわれています。

別荘は人がいない期間の換気不足により、室内・屋外共に湿気・カビが発生しやすいです。
街中の住宅よりもこまめに点検・メンテナンスを行うことで、不具合の早期発見・早期対応が可能になります！

室内木部天井の塗装

室内塗装には、F☆☆☆☆（Fフォースター）塗料が推奨されています。
「F」と「☆」は建材のホルムアルデヒドの放散量を示す指標で、星の数が多いほど放散量が少ないことを示しています。
※ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因にもなる揮発性有機化合物（VOC）の一種

ホルムアルデヒドが少ないだけでなく、ホルムアルデヒドを吸着、分解し、無害化する塗料もあります(*^^*)
室内は人が過ごす時間が長いため、安心安全な塗料の使用をおススメします！

弊社は甲府市に拠点を置き、山梨県全域で屋根・外壁の修繕塗装工事を得意としております！
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