金属屋根の錆びは放っておくと穴が開きます

こんにちは！街の屋根やさん山梨店です！

富士河口湖町で錆・退色が進んだ瓦棒葺きトタン屋根と折半屋根を塗装し、ケラバ軒天ベニヤ貼り替え補修・折半屋根ビスカバー設置しました。

軒天破損補修も、塗装工事と同時に承ることで、お安く施工することができました♪

こちらの邸宅の母屋部分の屋根は、瓦棒葺きトタン屋根という金属屋根でございます。どうしても金属のため、錆びが生じやすいです。

錆びを放置すると、このようなデメリットが生じます。
・瓦棒葺きトタン屋根の錆びが放置されると、屋根材に穴が開く可能性があります。
・腐食した瓦棒は固定力が弱まり、強風などの影響で屋根全体が捲れて吹き飛ぶリスクがあります。
・錆びを放置されると屋根の安定性や耐久性が損なわれます。

金属屋根こそ、雨漏りを未然に防ぐためにも、定期的な点検やメンテナンスが必要です。

紫外線の影響で、屋根面の色の差が顕著でした

お写真のように、随分と屋根の面で色が異なると思いませんか？

屋根面で紫外線の当たり具合によって、退色具合が異なる理由は、塗料に含まれている顔料の元素同士の結びつきが、紫外線によって破壊されることが主な要因です。

色褪せが進行すると、塗膜が劣化し、外観の美しさが損なわれる可能性が高くなります。そのため、定期的なメンテナンスや塗装のタイミングを見極めることが重要です。

山梨県は標高が高い地域が多いですので、紫外線によるダメージは、海抜０地域に比べて10％程度増加します。

破風部の軒天はすぐにでも修繕が必要です

破風板も塗装が剥がれて、木が傷んでおります。

また軒天のべニアが剥がれてしまっていますね。破風部のべニアの剥がれを修理する際には、板金巻き工事や補修作業を実施します。

修理方法は、剥がれたべニアを取り除き、新しいべニアを取り付けるなど、専門家によって適切な手法が選ばれます。修理後は、定期的なメンテナンスを行うことで、破風部のべニアを適切に保護することができます。

▼こちらのお写真の軒(のき)が剥がれている状態です。

足場設置、高圧洗浄後、ケレン作業をしていきます

ケレン作業は、金属屋根の塗装前に行われる重要な工程です。

高圧洗浄乾燥後、スクレーパーや金属たわしを使用して錆びを削り落とし、表面をきれいに整えます。

この作業には大変手間がかかりますが、丁寧に行うことで塗料の密着性が向上し、錆びの害を受けずに、耐用年数を延ばすことができます。

1枚目のお写真が折半屋根(せっぱん)・2枚目が瓦棒葺き屋根(かわらぼう)です。
同時に行う事で、効率よく作業していきます(‘ω’)

この状態まで研磨しました

時間をかけて入念にケレン作業を行った、折半屋根がこちらです。
折半屋根は、切妻や招き屋根の頂点の位置をずらして合わせた形状を持っています。
この形状は、強風や突風に対して強く、屋根の間に採光窓を設けることが可能です。

また、施工費が比較的安く抑えられる点や、屋根裏の断熱性や通気性を保つことができるというメリットがあります。

凹凸がある屋根のため、手作業でケレン作業をしないと錆びを取り除けません。

折半屋根の取付け金具・棟板金周りの溝から錆び止め剤をダメ込みします

棟板金(むねばんきん)の部分や固定金具、溝などから丁寧に塗り込んでいきます。
特に錆びが発生しやすい、折半屋根で凹凸の凹部から先にハイポンファインデクロをハケで塗り込みます。

屋根を固定している金具などは錆びが進み過ぎていたら、交換することもあります。金具にはたっぷりと塗り込みます。

1液ハイポンファインデクロの赤さび色を使用しているのも、塗った場所と未塗装の部分を分かり易くし、塗り残しを無くすためです。

金属屋根に錆び止め剤を塗る際は必ず見れる光景です

折半屋根や瓦棒葺き屋根などの金属屋根の錆び止め剤塗布の途中経過は必ず、このようなボーダー模様になります。

凹凸の凹部から先にハイポンファインデクロを塗る理由は、塗料の密着性を高めるためです。凹部に塗料を先に塗ることで、表面の凹凸を埋めることができ、塗料の密着性が向上します。これにより、塗膜の剥がれや浮きを防ぐことができます。

弊社では、まだ使える金属屋根はケレン、塗装で再生することを得意としています。他社で金属屋根の錆びから、屋根の張り替え・葺き替えを勧められた方などは、一度ご相談ください♪

入念にケレンし、溶接補修などしたらまだ使える屋根は多いですよ( ｀ー´)ノ

新しいベニヤ板に貼り替え補修しました

軒天材(のきてんざい)を、新しいべニヤに貼り替え補修を実施しました。

破風(はふ)の部分ですので、屋根を錆び止め剤で下塗りが終ったタイミングで補修工事を実施しました。

軒天材の剥がれが軽度であれば、ケイカル板などで増し張りする、軒天カバー工法も可能ですのでお気軽にご相談ください(‘ω’)

ハイポンファインデクロは屋根全体に塗付しております

軒天補修は錆止め剤の乾燥時間に実施しました。

破風塗装も同時に施工しました。

ハイポンファインデクロも、4～5時間は乾燥時間を確保しています。

軒天補修作業は、30分程度で終わりました。増し張りで穴や、小さな剝がれなどを補修する場合も大体そのくらいで済みます。
放っておくと雨水も伝って、お家に侵入し、木材を腐食を増やしてしまうので早めの対処が必要です。

キツツキに開けられたであろう、小さな穴からお気軽にご相談ください(‘ω’)まずはお宅に伺って、アルミテープなどで、完全に穴を塞ぐ応急処置を無料で行います♪

中塗り～錆びが発生し易い部分から塗り込んでいきます

２つの金属屋根(瓦棒葺き屋根・折半屋根)に、シリコンルーフⅡを上塗りしました。

シリコンルーフⅡは２回塗り、下塗りハイポンファインデクロで合計３回塗りで仕上げました。

写真のように、溝や部分ごとにシリコンルーフⅡを塗布していきます。これは塗膜の均一性を保つためのテクニックです。

均一な塗膜を形成することで、屋根材表面全体を保護し、劣化や錆びの発生を防ぐことができます。また、部分ごとに塗ることで、塗料がしっかりと密着し、耐久性を向上させることも可能です。

屋根用シリコン塗料を使用します

シリコンルーフⅡを、１液ハイポンファインデクロの上塗りで金属屋根に塗布しました。
～メリット～
– シリコンルーフⅡはエコフレンドリーな素材を活用した塗料であり、環境に配慮した塗料を使用することができる。

– 長期間にわたって屋根の変色や艶の減退を防ぐことができるため、屋根の美観性を長く維持することが可能。

– 釉薬を使用しているため、水の浸透や凍害を防ぎ、汚れも付きにくくなる。

– 基材に長期保証が付いているため、安心して選択することができる。
などが挙げられます。

中塗りが終ったら、日を跨いで上塗りしていきます

瓦棒葺き屋根と折半屋根は勿論、金属屋根に共通する作業があります。

どちらも高圧洗浄→ケレン作業→ブロアー→１液ハイポンファインデクロの工程を経て、塗料(シリコンルーフⅡ)を２回塗りで仕上げています。

やはり私は、下地処理が非常に重要だと、考えております。

①高圧洗浄を使って屋根表面の汚れや異物を除去し、表面をしっかりと清潔にします。

②次にケレン・ブロアーの後、下塗りを行い、金属屋根に密着するような下地を作ります。乾燥後、中塗りを行い、下地処理と上塗りとの隙間を埋め、均一な塗膜を形成します。最後に、上塗りを行い、金属屋根に美しい仕上がりを与えます。

このように、金属屋根への上塗り塗装の工程では、下地処理、下塗り、中塗り、上塗りの順に進めることがポイントとなります。これらの工程を適切に行うことで、金属屋根を長持ちさせることができます。

錆び止め効果の高い、折半屋根ビスカバーを設置しました

折半屋根のビスカバーキャップを取り寄せておいたので、屋根塗装が終ってから設置していきます。
役割りとしては、
– 折半屋根のビスカバーキャップは、屋根のビスやネジを覆い隠す役割があります。
– 雨漏りや風による、ビスの錆びや緩みを防ぐ保護機能を持っています。
– 屋根の外観を美しく保ち、ビスやネジが目立たないようにします。
今回は、サービスで取り寄せ、設置いたしました(*’ω’*)

瓦棒葺きトタン屋根も３回塗りで艶々の仕上がりです

瓦棒葺きトタン屋根も、折半屋根と全く同じ要領で塗装しました。

①高圧洗浄→②ケレン作業→③ブロアー→④１液ハイポンファインデクロ塗布の工程を経て、

シリコンルーフⅡを乾燥時間を確保して、２回塗りで仕上げています。

下塗り・中塗り・上塗りとそれぞれに１日の工程で作業することで、確実な乾燥時間を確保し、強靭な塗膜の層を作り、塗料の性能を最大限引き出しています(‘ω’)

丁寧で、確実な長持ち塗装工事を、日々実践しております(*^^)v

弊社は富士河口湖町の屋根・外壁修理塗装工事を得意としております！