「雨樋」（あまどい）は、建物の屋根から雨水を集めて地面や排水システムへと導くための排水装置です。
雨樋は、建物の基礎や外壁を水から保護し、浸水や水害を防ぐ重要な役割を果たします。

【 雨樋の構造】

1. **軒樋（のきどい）**
– 屋根の端に取り付けられる横方向の樋で、雨水を集める役割を果たします。

2. **縦樋（たてどい）**
– 軒樋から集められた雨水を地面や排水システムに導くための縦方向の樋です。

3. **エルボー（曲がり部）**
– 軒樋と縦樋を接続するための曲がり部分で、角度を調整するために使用されます。

4. **集水器**
– 軒樋から縦樋に雨水を集めるための装置で、雨水が溢れないようにする役割を果たします。

5. **支持金具**
– 雨樋を固定するための金具で、建物の外壁や屋根に取り付けられます。

【雨樋の交換時期】

– **耐久年数**
– 材質により異なりますが、一般的にはPVC製で20年程度、アルミ製やステンレス製で30年以上が目安。

– **サイン**
– 割れや欠け、錆び、漏れ、水がうまく流れない、支持金具の緩みや外れなどが見られた場合は交換を検討。

【雨樋交換の手順】

1. **古い雨樋の取り外し**
– 安全に古い雨樋を取り外すために、梯子や適切な工具を使用。

2. **新しい雨樋の取り付け**
– 新しい雨樋を適切な長さにカットし、支持金具にしっかりと固定。

3. **接続部のシーリング**
– 接続部や継ぎ目にシーリング材を使用して、漏れを防ぐ。

4. **テスト**
– 取り付け後に水を流して、正常に機能するか確認。

【雨樋のメンテナンス】

1. **定期的な清掃**
– 落ち葉やゴミが詰まることがあるため、定期的に清掃して詰まりを防ぐ。

2. **点検**
– 定期的に点検し、破損や漏れがないか確認する。特に接続部や支持金具の緩みをチェック。

3. **修理**
– 破損や漏れが見つかった場合、早めに修理を行う。必要に応じてパッチやシーリング材を使用。

雨樋のメンテナンスや交換を適切に行うことで、建物の寿命を延ばし、雨水によるダメージを防ぐことができます。

街の屋根やさん　山梨店では雨樋交換工事を山梨県全域にて受け付けております。
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