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名古屋市港区にて老朽化した瓦屋根が崩落!費用を抑えるための適切な補修をご提案
名古屋市港区 破風板・軒天部分補修
【工事のきっかけ】
名古屋市港区にある会社の倉庫として使用されている古民家について、「台風の影響で屋根の軒先が折れてしまったので、見に来てほしい」というご相談をいただきました。
早速現地へ伺って調査を行ったところ、屋根の軒先が大きく折れ曲がっており、瓦が今にも崩れ落ちそうな非常に危険な状態でした。
さらに屋根全体を確認すると、瓦のズレや割れ、棟裏の露出や谷板金の劣化など、経年によるさまざまな不具合も生じている様子…。
お客様のご要望を考慮しながら、今後の安全を守るための最小限かつ効果的な修繕をご提案し、ご納得いただいた上で工事を進めることとなりました(^O^)/
基本情報
名古屋市港区の住宅にて、屋根に上がって確認してみたところ、軒先が大きく歪んでしまっている原因は、屋根の下地に使われている垂木(たるき)の劣化と考えられます。
垂木とは、屋根の勾配に沿って並べられた木材のこと。人間でいう「あばら骨」のような存在と考えると、わかりやすいかもしれません。
内側のあばら骨が弱くなると上半身を支えられなくなるのと同じように、垂木が傷むと屋根全体のバランスが崩れてしまいます。
今回の建物は築年数が50年以上と古く、長年にわたる湿気・雨水の浸透なども原因となり、垂木が腐食している状態でした。
「今にも崩れそう…」と思っていたのも束の間、調査の最中、崩れかけていた軒先が自然に崩落するという事態も発生!
ただし事前に建物付近にはバリケードを設置し、周囲を立ち入り禁止にしていたため、幸いにも二次被害を防ぐことができました。
さらに屋根全体を調査すると、瓦のズレ・割れが広範囲に確認され、谷板金(たにばんきん・屋根と屋根のつなぎ目部分に取り付けられた金属板)の劣化や、棟(むね・屋根の頂部)の裏側の露出も見つかりました。
こうした状態は、雨漏りの原因としてはもちろん、建物全体の見た目や耐久性にも影響するポイントです。本来であれば、屋根全体の葺き替え(ふきかえ・屋根を下地から瓦まですべて取り替えること)を行うことで、長く安心して使える状態に戻すのが理想です。
しかし今回の建物は現在、会社の倉庫として使用されており、3年後には建て替えを予定されているとのこと。お客様からも、「あまり費用はかけず、必要なところだけ直したい」とのご希望がありました。
そのため今回は、将来的な建て替え計画や使用状況もふまえたうえで、リスクとコストの両方を抑えられる修繕プランをご提案させていただきました。
今回の修繕工事では、まず崩れた軒先部分を切り取り、危険のない状態へ整えることから始めました。
足場を組んで安全を確保しながら、傷んだ屋根の骨組み(垂木)や割れた瓦、雨樋などをていねいに撤去します。屋根の端を切りそろえたあとには、「鼻隠し板(はなかくしいた)」と「破風板(はふいた)」と呼ばれる板を取り付けました。
これらは、屋根の先端部分を風や雨から守る役割がある板材で、見た目もすっきり整えてくれます。

その後、新しい雨どいの一部を取り付け直し、雨水がスムーズに流れるよう調整。雨の日でも水がきちんと外に流れ、建物の中に入り込まないような「雨仕舞(あまじまい)」と呼ばれる処理をしっかりと行っています

屋根全体を見てみると、台風の影響などで瓦がズレている箇所がたくさんありました。
ただし今回は屋根全体を作り直すのではなく最低限の修理で済ませたいというご希望があったため、使える瓦はなるべくそのまま活かせる「ラバーロック工法」という方法で対応することにしました。

ラバーロック工法とは、ゴムのように弾力のある専用の接着剤を使って、瓦と瓦をくっつけて固定する方法です。これによって、強い風が吹いても瓦が動いたり落ちたりしにくくなります。
ただし「どこでも全部くっつけてしまえばいい」というわけではありません。屋根には雨水を逃がすための通り道があるので、それをふさいでしまうと逆に雨漏りの原因になってしまうのです。
そこで今回は、雨水が流れにくい「山」の部分だけに接着剤を使い、水が通る「谷」の部分にはあえて隙間を残すように施工しました。職人の経験と技術力が大きく活きる工程です…!
屋根の一部には、雨水が集まりやすい「谷」となる場所があります。そこには「谷板金(たにばんきん)」という、屋根の内部に水が入らないように防ぐための金属板が取り付けられています。
今回はこの部分の劣化も進んでいたため、新しい板金に交換し、瓦も丁寧に元の位置へ戻しました。
また、棟(むね)の裏側にある漆喰も傷んでいたため補修を実施。雨水が入り込まないように、すき間をしっかりふさぎ、内部の傷みを防ぎました。
崩れた大屋根の影響で、下にある屋根(下屋根)も一部が壊れていました。
今回使用したのは、ツヤをおさえた和風のデザインの金属屋根のため、古民家の外観にも自然に馴染みます。
まずは古い瓦を取り外し、雨が入り込まないように防水シートを敷いたうえで、金属の屋根を施工。外壁と屋根のつなぎ目には漆喰を塗り、雨水が逆流したりすき間から入り込んだりしないようにしっかりと仕上げています。

これで工事は完了です!
お客様のご要望通り、費用を抑えつつ屋根や軒天の崩落リスクや雨漏りの原因はしっかり修繕でき、安全性を確保できる状態となりました。
建て替えまでの間、無駄な心配や追加の費用をかけることなく、安心してお過ごしいただけると思います。
瓦屋根は本体の耐久性は高いですが、垂木や漆喰・板金といった周辺部材の劣化が原因で雨漏りや崩落に発展することも少なくありません。
街の屋根やさん名古屋南店では、お住まいの状況やご予算に合わせて、最適な修繕内容をご提案しています。
「とりあえず点検だけしてほしい」「今回は最低限の処置で…」といったご要望にも、柔軟に対応可能です。
ぜひお気軽にご相談ください!
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