屋根に鳥の巣を作られた住宅

ソーラーパネル下の10cm足らずの僅かな隙間に、鳥の巣がありました。
写真ではわかりにくいですが、枝を使って巣を作っているため、恐らく鳩の巣ではないかと考えられます。
こういった狭くて高い場所は天敵に狙われにくいため、鳥の巣を作るのに格好の場所なのです。
（例：瓦の下、軒下、雨樋、戸袋、天井裏など）

屋根上や軒樋には大量の糞が溜まっていました。
糞には強い酸性成分が含まれており、長期間にわたって溜まると素材の劣化や腐食が進む恐れがあります。
また、軒樋が排水不良を起こして雨水と糞が混ざって流れ落ちた場合、建物の外壁や軒樋にシミや汚れが広がって掃除や補修に手間がかかってしまう場合もあります。

巣の撤去と防鳥シートの設置をご提案

軒樋や屋根に堆積した糞を清掃

高所作業車で屋根に上がり、軒樋や屋根に堆積した鳥の糞を清掃します。

糞には強い酸性成分が含まれており、堆積すると屋根や軒樋の劣化を早めます。
軒樋はこのような糞や泥・落ち葉などが溜まるとオーバーフローという排水不良を起こす原因になります。
大量の糞は全て撤去し、綺麗に清掃しました。
オーバーフローは雨漏りや外壁の劣化といった被害にもつながるため、定期的な清掃をおすすめします。
▶雨樋掃除は業者に頼める？雨樋詰まり対策と清掃方法もご紹介

防鳥ネット固定具を取り付けます

ネットを取り付けます

固定具にネットを取り付けます。
コーナー部分や鳥が出入りしやすい箇所に隙間ができないように、しっかりと覆って取り付けました。
目の細かいネットを使用することで鳥の侵入を防ぎます。

防鳥ネットの取り付けが完了しました。
今後鳥がパネル下の隙間に入ることができなくなり、巣作りを防止することができます。
防鳥ネットの耐用年数は一般的に3～5年程度なので、定期的に点検とメンテナンスをしておくと安心です。
鳥の巣を一度作られると翌シーズンにまた同じ場所へ戻ってくる場合が少なくなく、撤去することが困難になるため、あらかじめ予防することが肝心です。
Ｍ様にも「これで翌春に鳥の巣の心配をしなくて良くなり、安心です」と仰っていただけました。