こちらが雨漏りしている押し入れで、天井板はお客様ご自身で以前撤去されたそうです。
内部の木部材が見えている状態で、シミが大きく広がっている事が分かります。
木材が湿気を含んでいる為、このままではカビやダニ、シロアリが発生する事も考えられます。
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サッシの上にある板金が錆びています。
こちらの板金は水切りの役割を持つ庇（ひさし）として取り付けられているようで、雨の日に窓を開けても雨水が入らないようになります。
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根元の方はそこまで錆びていませんが、雨や紫外線がよく当たる所はほとんど全て錆びています。

また、板金を留めている釘も浮いています。
金属は気温の上昇と共に膨張する性質がある為、金属を固定している釘はこのように浮きが起きやすいのです。
▶屋根の棟板金が浮いていた堺市美原区の現場
釘が浮いている事で、釘穴に隙間ができ漏水していると考えられます。

今回使用したのは、太陽印の「改質アスファルトルーフィング」です。
表面にアスファルトを施しており、耐水性・耐久性に優れている高品質な防水紙です。
壁面には少し立ち上げて施工し、雨水が入り込まないようにしておきました。

板金屋さんが現場で板金を曲げ加工し、取り付けも行いました。
立ち上がり部分や角も綺麗に納まっていますね。
今回使用した板金は「カラーGL鋼板」と呼ばれるガルバリウム鋼板製の表面に塗装を施した板金で、錆びに強い特徴があります。
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広い面の板金取り付けは、ルーフィングと同様に軒先から取り付けます。

防水紙が下にありますが、隙間から内部に雨が入らないようにしておきます。
ビスを打って板金を固定しました。

防水性の高い改質アスファルトルーフィングも貼っており、壁際の雨仕舞もしっかり仕上げておきましたので、Ⅰ様がお悩みだった押し入れの雨漏りの原因を解消できました！