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堺市堺区にて鼻隠しと軒天のモルタル破断部に板金カバー工法工事で補修を行った施工事例
堺市堺区 破風板・軒天補修
【工事のきっかけ】
堺市堺区にて、鼻隠しと軒天のモルタルが破断し、落下した部分があるので補修見積りをしてほしいとのご依頼を頂きました。
経年劣化したモルタルに雨水が廻り、モルタルと下地面を密着させる為の部材であるメタルラスが錆びて強度が悪くなり、モルタルが落下したのだと思われます。木下地が露出している状態なので、早急に補修が必要です。
他にも外壁と下屋との取り合い部に雨仕舞の目的で積んでいるのし瓦のズレや、紛失している部分があり、大きな隙間ができていて、雨水が入り込む状態でこちらも補修が必要となり、下屋軒樋に大量の落ち葉が溜まっていてオーバーフローを起こしてしまいそうだったので、軒樋清掃もした方がいい状態です。
なるべく安価で済むような工法での工事を提案してほしいとのお客様のご要望があり、鼻隠し・軒天部以外の不具合箇所もご説明し、いずれも不具合箇所に板金を被せる『カバー工法』での補修をご提案させていただきました。
カバー工法でなら比較的安価で済む板金を使用し、撤去・処分費も本来行うような補修工事よりも抑えられます。
鼻隠し・軒天部に板金を固定する木下地を取り付けて、加工した板金を軒先から鼻隠し、軒天へと完全にモルタル破断部に被る様に取り付けました。既存の軒樋の支持金具が劣化していて、一度外してしまうと元に戻すことが不可能なので、軒樋と支持金具は新しい物に交換しました。
下屋外壁の取り合い部の隙間にも木下地を取り付けて、板金を被せました。取り合い部の板金は水切りの役割もあり、瓦へと排水されるように加工した物を取り付けています。
最後に落ち葉が溜まっていた下屋軒樋の清掃を行い、全ての工事が完了しました。
工事完了後、お客様より『工夫した施工方法で、美観的にも綺麗に収めてくれましたね。』とのお言葉を頂き喜んでいただけました。
街の屋根やさん堺店では、可能な限りお客様のご要望にお応えできるような工事をさせていただきますので、お悩み事があればご相談してくださいね！
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：破風板・軒天補修
- 施工期間：１日
- 築年数：約５０年
- 施工費用：約１７万円
- 使用材料：ガルバリウム鋼板・下地用木材・軒樋・コーキング
鼻隠しと軒天のモルタル破断箇所の状態です。
木下地が露出している状態なので、このままの状態だと雨水の影響を受けて木下地の腐食と天井裏に雨水が廻る可能性があります。
原因としては、恐らくモルタルが経年劣化していて雨水が内部に廻り、下地とモルタルを密着させるメタルラスが錆びてしまい、強度が下がってモルタルが落下したのだと思われます。
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外壁と下屋との取り合い部に、雨仕舞の目的で積んでいるのし瓦のズレや紛失している部分があり大きな隙間ができています。建物の取り合いとなる部分には隙間があり、瓦や水切りで守っているのですが、不具合があると雨水が入り込んで雨漏りを引き起こす可能性が高いです。こちらの部分も早急に補修が必要な状態です。
下屋の軒樋に多くの落ち葉が溜まっていました。
これ程落ち葉が溜まっていると、軒樋がオーバーフローを起こしてしまう可能性があります。
オーバーフローを起こすと正常な排水が出来なくなるだけでなく、溢れた雨水が勢いよく地面に落ちて、泥水が外壁に飛び跳ねて汚してしまう、場所によっては近隣トラブルも起こってっしまう場合があるので、清掃をして雨水がしっかりと流れるようにした方がいい状態です。
モルタル破断箇所に木下地を取り付けます。
カバー工法で使用する板金を固定させる役割だけでなく、固定する板金と既存のモルタルとの面を合わせる役割もあります。
下地の取り付け後、加工した板金をモルタルの破断面が完全に隠れるように取り付けます。
板金は錆びに強い『ガルバリウム鋼板』を使用しています。
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板金はビスで固定します。
鼻隠し面へは先程取り付けた木下地に向けてビスを打ち込み固定し、軒天下は外壁に向けてビスを打ち込んで固定します。
これでモルタルの破断面は板金で完全に隠れましたね。
板金同士のジョイント部分は、隣接する板金同士が強風時等の影響で一緒に捲れないように、わざと１０㎜程隙間をあけて防水性と弾力性のあるコーキングを打設しています。
鼻隠しの板金巻きを行う際に、既存の軒樋と支持金具を撤去しています。支持金具が劣化していて再利用不可能なので、支持金具と軒樋共に新しい物に交換し、新しく軒樋を付け直しました。
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外壁と下屋との取り合い部の隙間にもカバー工法を行いました。
こちらも同じように木下地を取り付けてから、隙間が完全に隠れるように加工した板金を取り付けます。
この板金は水切りの役割があり、取り合い部付近に落ちた雨水が瓦の方に排水されるように加工しています。
下屋の軒樋に溜まっていた落ち葉を取り除き、清掃させていただきました。
定期的な掃除をしないとまた同じように落ち葉が溜まってしまいます。雨樋の掃除は高所で危険を感じられるようであれば、専門の業者に依頼しましょう。
雨樋への落ち葉溜まりにお悩みの場合は『落ち葉除けネット』の設置がおすすめです。
しかし、落ち葉除けネットを設置をしても細かいゴミや砂埃などは入り込んでしまうので、清掃が必要になった場合ネットの脱着手間がかかってしまいますので、その点はご注意してくださいね。
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鼻隠し・軒天モルタル破断箇所と取り合い部の隙間に板金を被せて固定し、これで不具合箇所に雨水が干渉しないようになりました。カバー工法なので元通りの状態には戻っていませんが、鼻隠しの方の見た目はそれほど違和感なく収まったかと思います。
工事が終わり、お客様より『工夫した施工方法で、美観的にも綺麗に収めてくれましたね。』とのお言葉をいただき喜んでいただけました。
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