着工前の屋根の画像
ここまで無茶苦茶な工事をするとは、、、
同業者として許せません！！
見ての通り瓦にシーリング、（瓦止めの工事としては有効ですが、塗り過ぎはNGです。）
とどめに漆喰部分にも塗りまくっていて、
漆喰を完全に塞いでます。
ここまでくると工事ではありません。
もはや器物破損レベルです。

いつものよに瓦を捲っていきますが、
今回はシーリングが多いのでカッターを使って
切り目を付け、瓦の隙間にバールでを入れて
剥がすように取り除きます。
一枚取れたら、その列を起こして剥がします。
この繰り返しで、通常の1.5倍時間が掛かります。

瓦と土を撤去したら、トントンが出現。
これは“トントン葺き“と言って、
昔の防水シートの役割を果たしています。
（詳しくは現場ブログに掲載していますので
　ご覧ください。）

このトントンも捲っていきます。

今日からはサマールフィングを使用します。

いつものアスファルトルーフィングでは、
気温が高い時期に使用すると、その上を歩くだけで
熱により溶けて靴底にべたべたと貼り付き、
作業しずらく、外観上も良くありません。

また表面が溶けて剥がれる事で、防水効果本来の
働きが落ちてしまします。

防水シートまで出来たら雨は心配ない！
というわけではありません。

特にこちらの施主様宅は連棟ですので、
お隣にまでご迷惑をお掛けします。
だからこそ、
しっかりとブルーシートで養生します。