現場調査
マンションの屋根は足場が無くても上がる事が出来ました。
ただスレートの屋根は少し経年劣化があり、注意して屋根を点検しました。
屋根の真ん中あたりが取れている部分です。

現場調査
棟の板金が取れて、下地の木材が見えています。
木材は黒く腐食して、もろくなっていました。
板金が飛ばされる理由として、重なりの部分から雨漏れして木が腐り、止めている釘が抜けて風が板金の下に入り込んだ。

棟の板金は先ほど腐食していましたが、下地の木材に釘で打ち付けて固定します。
釘自体もずっと雨にさらされているので、錆びて細くなっていきます。釘の頭がなくなると抜けやすくなって飛ばされる事があります。

棟板金取替作業開始
まずは木材の撤去です。勾配の付いた4階建ての屋根という事で、少しの物も人も落ちない様に気を付けての作業です。

棟板金下地工事
腐食した木材の取替をしています。
下穴を開けてビスで屋根にねじ込んで固定しています。下地に棟の板金を固定する為、下地が動いてしまうと、木材ごと飛ばされるので、長めのビスを使っています。

棟板金取付。
板金の工事で重要なのは、重なる部分の曲げ方つなぎ方で雨漏りのリスクが変わります。ただ単に上から重ねて取り付けているのではなく、抜けにくくなっています。
重ねてはめ込んだ棟の板金を、新しくなった板に止めていきます。

棟板金工事シール
棟の板金の重なる部分にシールを打ちます。念には念を入れてシールを打つ事で、雨も風も入り込む隙間がなくなります。

シール工事
基本的には同系色のシリコンを注入します。塗装する場合などは、より弾性の変性シリコンを使う事もあります。