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和歌山市で屋根に穴が！下地を交換しコロニアルクァッドを葺きました
和歌山市 屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
【工事のきっかけ】
和歌山市在住Y様より雨漏り修理のご相談を頂きました。
現場調査を行うとスレート屋根の片面に大きな穴があいていて
その穴から雨水が侵入していました。
Y様とご相談し「雨漏りしている部分だけ修理してほしい。」
とのことでしたので、穴があいている屋根面だけ修理することになりました！
腐食した野地板を構造用合板に交換し、コロニアルクァッドで葺き直す様子をご紹介します。
屋根からの雨漏りにお悩みの方で、
「屋根全面葺き替えるのはちょっと…。」
「雨漏り箇所だけ修理した場合ってどのくらいの金額になるのかな？」
と思われている方の参考になればと思います(*^^*)
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
- 施工期間：6日間
- 築年数：築40年以上
- 施工費用：片面屋根葺き替え、棟板金設置費用 約74万円(税込) ※足場代金含む
- 使用材料：コロニアルクァッド(スレート)、構造用合板、ルーフィング、垂木、プリント合板、棟板金、貫板、コーキング、釘、ビス
- 保証年数：2年
２階の和室の天井から雨漏りしているとお聞きし、
雨漏りしているお部屋をまずは調査しました！
天井から大量の雨水が侵入するため、ビニールシートを貼って雨養生していました。ビニールシートを剥がすと、天井板が浮いており、
天井裏を覗くと空が見えていました！
このままだと、雨水が直接侵入し、
被害が更に大きくなりますので早急に修理する必要があります！
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✱屋根などが地震や台風で被災した際に行う緊急時の応急処置「雨養生」
雨漏りしていた場所は、②の部分の屋根面でした。
和歌山市在住Y様邸は２階建てで、屋根はスレートで葺かれた切妻屋根でした。
≪関連記事≫
✱スレート屋根（コロニアル、カラーベスト）のチェックポイントとメンテナンス方法
✱あなたの屋根はどの形状（シェイプ）
屋根から見た被害状況です。
Y様邸の屋根面には大きな穴があいており、一部スレート(屋根材)が飛散していました。
スレート以外にも、屋根面同士の継ぎ目に設置されている「棟板金(むねばんきん)」と
棟板金の下地となる「貫板(ぬきいた)」も無くなっていました。
屋根の下地も腐食していたので、全体的に屋根を葺き替えるご相談もしましたが、
今回は雨漏りしている部分のみ修理してほしいとのことでしたので
穴のあいている屋根面だけ葺き替えて、棟板金を設置する事になりました。
≪関連記事≫
✱棟板金の飛散がご心配な方へ、棟板金交換工事でお悩み解決！
屋根から侵入した雨水が原因で、一部軒天も腐食して剥がれていました。
屋根修理を行った後、軒天も腐食して剥がれた部分のみ復旧します！
※軒天とは外壁よりも外側に伸びた屋根の裏面の事を言います。
現場調査後、早急にお見積もりを提出し、すぐに工事を行うことになりました。
屋根工事ですので、一部足場を設置してから工事を行います。
足場には昇降機が付いており、その昇降機を使って廃棄するスレートや野地板、防水紙を降ろしていきます。
Y様邸では野地板にパーティクルボードが使われていました。
パーティクルボードとは木材のチップを加熱し、圧縮した板のことで、
安価で、遮音性や断熱性が高いのが特徴となっています。
しかしパーティクルボードは水や湿気に弱く、
大量の水を吸収するともろもろになって割れやすくなります(>_<)
Y様邸のパーティクルボードも大量の雨水を吸収し、
手で触るだけでぽろぽろと割れる状態となっていました。
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✱一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事
✱野地板は屋根材と防水紙の下の超重要部分、張り替えと増し張りでより強く
スレート・防水紙・パーティクルボードを撤去すると
屋根の骨組みである垂木(たるき)が出てきます。
垂木は野地板を支えるための木材で、
屋根の一番高い部分(棟-むね-)から軒先へ向かって取り付けられています。
Y様邸の垂木も雨水で腐食し、耐久性が低下していましたので
既存の垂木の横に木材を固定させる「抱かせ」という方法で補強しました。
※腐食した垂木を交換すると、元々打ち込んでいた釘穴に再び釘やビスを打つことになるので、固定力不足になる可能性があります。
垂木を補強した後は、野地板を張り付けていきます。
前回はパーティクルボードで野地板を施工していたのですが、
今回は構造用合板を使って施工していきます！
構造用合板は耐震性や耐風性に優れており、
床や壁、屋根の下地材としたよく使われています。
構造用合板を張った後は、防水紙であるルーフィングを張って防水します。
≪関連記事≫
✱構造用合板（構造用パネル）について詳しくはこちら
✱雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性と お薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介
屋根の下地ができるといよいよスレートを葺いていきます。
今回Y様邸では「コロニアルクァッド」と呼ばれるスレートを使用します。
セメントを主材とした、厚さ5ｍｍ程度の屋根材です。
軽量な屋根材ですので、耐震性を高める為に瓦屋根からスレート屋根に葺き替える方も多いです。
またY様邸で以前、葺かれていたスレートはアスベスト含有のものでしたが、コロニアルクァッドはアスベストを含んでいないので安心です。
コロニアルクァッドを、軒先から棟に向かって葺いていきます。
コロニアルクァッドは少し重ねながら葺いていきます。コロニアルクァッドを重ねる事で、屋根内部に雨水が侵入しにくくなります。
また継ぎ目をずらしながら葺くことで、継ぎ目に流れた雨水が
下に葺かれたコロニアルクァッドの面に流れて、雨水の侵入を防ぎます。
コロニアルクァッドを葺き終わったら、
屋根面同士の取合いに貫板と棟板金を設置します。
棟板金は屋根面同士の継ぎ目から雨水が侵入しないよう防ぐ役割があります。
棟板金を固定するのに必要な貫板を設置してから、
ガルバリウム鋼板で加工した棟板金をビスで固定します。
棟板金は数枚の板金をコーキングで固定して繋げています。
また、継ぎ目やビス頭にもコーキングを充填して防水しているのでご安心ください。
≪関連記事≫✱屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法
✱屋根材や外壁材の素材であるガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説
屋根葺き替え工事後、穴の開いていた軒天を復旧しました。
軒天は木の柄が付いたプリント合板を使って復旧します。
プリント合板とは合板の表面に印刷した紙を貼った合板の事を言います。
様々な柄や木目のものがあるのでデザイン性に優れています。
スレートや棟板金が飛散し、大量の雨水が侵入したことで屋根に穴があいていましたが、
腐食した垂木を補強し、野地板・防水紙・屋根材を交換しましたので
強度のある屋根となりました(*^^*)
今後、雨漏りが止まったか確認していただき、
問題がなければ室内の天井を復旧し工事が完了となります★
今回の施工事例をご覧になり、
街の屋根やさん和歌山店で雨漏り修理をしてみようかな？
と思われたかたはお気軽にご連絡ください！
雨漏り調査やお見積もりは無料で行っていますのでご安心ください。
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