雨漏りの原因と被害状況

事務所のトタン屋根は錆びが進行しており、穴あきが各所にできていました。
屋根の穴あきにより室内にも大量に雨水が入り、天井の雨染み・カビだけでなく天井板にたわみもできている状態でした。
これでは見た目が悪いだけでなく、放置すれば天井板が落下してしまう危険もあります。

コロニアルカバー工法と天井板張り替えを行います

既存のトタン屋根に野地板（のじいた）を取り付けます

アスファルトルーフィングを張ります

コロニアルを張っていきます

ルーフィングの上から屋根材のコロニアルを張っていきます。
こちらのコロニアルは１枚につき４箇所釘止めで固定します。ルーフィングと同様に軒先から順番に張っていきます。
『コロニアル』はケイミュー社のスレート屋根材の商品名です。スレートは薄くて軽く、施工もしやすいことから、現在新築で使用される屋根材はほとんどがコロニアルとなっています。
▶スレート屋根（コロニアル、カラーベスト）のチェックポイントとメンテナンス方法
カバー工法では、スレート以外にもガルバリウム鋼板やアスファルトシングルなどの軽量な屋根材が使われる事もあります。

棟板金の取り付け

コロニアルを全て張り終えたら、屋根の頂上に棟板金を取り付けます。
まずは『貫板（ぬきいた）』と呼ばれる木下地材を取り付け、その上に棟板金を固定させます。
棟板金を固定するビスを上から打つと、万が一ビスが抜けた時に雨水が入りやすくなる為、必ず横方向にビスを打ちます。
棟板金は屋根の高い所に取り付けられている分、紫外線や雨風の影響を受けやすいパーツです。１０年に一度は棟板金の点検・メンテナンスを行う事をおススメします。

錆びが進行したトタン屋根にコロニアルのカバー工法が完了しました

天井板と一部断熱材も交換しました

雨漏りにより雨染みやカビ、たわみがあった天井板も張り替えました。
天井板を剥がすと、天井断熱材にも劣化が見られた為、劣化がひどかった部分は新しい断熱材と交換しておきました。これで見た目も機能性もアップし、快適に業務ができるようになりました。

街の屋根やさん熊本店では、お住まいだけでなく事務所や会社の工事も承っております。従業員の方々が気持ちよく業務に取り掛かれる社内作りをお手伝いいたします。まずはお気軽にご相談くださいね。