今回は江南市で施行した入母屋屋根の工事の様子を紹介します。

入母屋屋根の現地調査の様子

入母屋屋根とは？

入母屋屋根というのは、和風住宅でよくみられる形の屋根になります。
屋根が2面で棟が1本の切り妻屋根や、4面で棟が5本ある寄棟の家が多く、
切り妻と寄棟を合わせたような形をしているのが入母屋屋根となります。

写真を見てもらえれば分かる通り、複雑な形状をしている事が多く、その分修繕部分も多い屋根となります。
その分非常に立派に見えるので、きちんと修繕をしてみた目を保ちたいお家です。

今回の入母屋屋根のお家の状態

今回の入母屋屋根は漆喰が割れて剥がれてしまっています。
漆喰が剥がれてしまっていると、中で土台となっている土が流れ出たり、雨が屋根の内側に入りやすくなったりと良い事はありません。
このような漆喰の破損は、年数が経過してくると発生してしまう物なので、15年～20年ほど経過したタイミングで再施工をした方が良いです。

今回の入母屋屋根への漆喰の工事のご案内

今回は漆喰の取り直し工事をご案内させていただきました。
屋根材の瓦自体は全く問題が無かったため、瓦の隙間に入っている漆喰の修繕を行えばまた長く屋根を使用できると思います。

入母屋の漆喰の取り直し工事施工中の様子

漆喰の解体

漆喰の取り直しの工事には、漆喰を一度剥がす必要があります。
古い漆喰を残した状態で漆喰を塗ってしまうと、劣化した漆喰が中に残ってしまう事になってしまいます。

入母屋の漆喰の取り直し工事の施工後の様子

今回の工事はこれで完了となります。
入母屋の屋根は複雑なのでメンテナンスには費用がかかってしまいます。
ただ、きちんとメンテナンスをしていれば、重厚で雰囲気のあるお家が出来上がります。
お家をより良い状態を保つためにも、定期的にメンテナンスを行いましょう。