屋根が外壁から突き出している部分の裏側のことを何というかご存じでしょうか？

傾斜した屋根の下側の端を「軒先」と呼び、その「軒」の裏側にあたるために、

「軒裏軒天（のきてん）天井」「軒天井」「軒天」などと呼ばれています。

ベランダやバルコニーの、外壁から突き出した部分の裏側も軒天と呼ばれています。

ちなみに、最近では、シンプルな箱型の設計で、軒裏天井のない家も多くあります。

軒天は、雨水が直接当たらないため、劣化しにくいと思われがちです。

しかし実際は、軒下に湿気がたまりやすく、腐食しやすい箇所なんです。

軒裏天井は、面積的にはそれほど広くありませんが、建物で大切な部分なので、

定期的に点検し補修や塗装をする必要があります。

木部は水分を含むと劣化しやすいという特徴があります。

そのため、木材の劣化を防ぐために防水機能のある塗料で塗装をする必要があるのです。

塗装をしない状態だと、木材が水分を吸い込んでカビが生えたり、

割れやすくなったりします。木材の内部にまで水が浸透すると、

内部の建材まで劣化が進むので注意が必要です。

メンテナンスをしないで軒裏天井の傷みを放置していると、

板が外れてそこから害獣が入るなど、さまざまな悪影響が建物に及ぶ危険性があります。

なのでしっかり塗装して綺麗にしましょう！

安堵町の軒天井をしっかりケレンしていきます。

木の表面はささくれのように細かいざらつきがあります。

このざらつきは塗料のような液体で表面を濡らすと、起き上がり立ちます。

このことを毛羽立ちといいます。

塗装する前にこの毛羽立ちを研磨することで、

家具調のように表面が平滑な状態を作り上げることできます。

綺麗に仕上げるには、この毛羽立ちをなくすことがポイントです。

サンディングシーラーを吹き付け塗装していきます。

外壁と同様シーラーは塗料を密着させるのにとても大切な作業です。

まんべんなくシーラーを吹き付けしていきます。

吹き付け塗装とは、専用のスプレーガンを使い塗料を噴射して塗装をする方法です。

外壁塗装では雨戸、戸袋、シャッターといった箇所で使用することが多いです。

外壁塗装で使用しているローラー塗り、刷毛塗りとは比べものにならない

美しい仕上がりになります。

次にクリアー塗装をします。

使用材料は、日本ペイントの

ファインウレタンU100　木部用です。

垂木もウレタン塗装致します。

ファインウレタンU100は、

耐久性があり、防藻・防カビ効果や結露防止など高機能な塗料です。

安堵町の軒天井のクリアー塗装が完了しました。

綺麗な艶が蘇りました。

軒天井は普段あまり意識してみない部分ではありますが、

思ってる以上に傷みが進んでいる場合もあります。

お家のメンテナンスにおいて、屋根や壁は重要ですが、

軒や樋など付帯部といわれるところもしっかりメンテナンスしましょう！

街の屋根やさん奈良南店では

無料でお家の点検をいたします。

気になる方はぜひご連絡くださいね(*^-^*)