漆喰(しっくい)の大切さを少し!!!
ご自分の家の事なので最後まで読んでくださいね!
屋根漆喰(しっくい)画像です。
漆喰(しっくい)とは、屋根瓦の1番上の箇所にあたる「棟(むね)」の
台土を守るために塗り込んでいる材料で、画像にあるように白く塗り込まれたところを
漆喰(しっくい)
と言います。
この漆喰(しっくい)は、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
意外にみなさん漆喰(しっくい)のメンテナンスの必要な時期を見逃してしまい、
漆喰(しっくい)の劣化から屋根全体のダメージに繋がってしまうケースがあり
ます。
屋根の漆喰(しっくい)は、屋根の棟(むね)と瓦の間の隙間を埋め、
瓦の下にある屋根の葺き土(ふきつち)を雨風から守り、
替え瓦と瓦を接着させる目的で漆喰(しっくい)が塗られています。
屋根漆喰(しっくい)の寿命は瓦よりも短く、20年前後で表面が朽ちてきたり、
剥がれてきたりします。
(黒ずんだり部分的にとれる)
漆喰(しっくい)は、消石灰を主とした材料のため、
瓦と違って耐用年数は短く、主に以下のような要因で劣化していきます。
- 雨風に晒されると朽ちてくる
- 直射日光や寒暖の差による劣化
- 時間と共に漆喰(しっくい)が痩せてくる
本来、屋根の漆喰(しっくい)は、定期的にメンテナンスしないといけません
。
漆喰(しっくい)の劣化の状況を見ながら、必要なタイミングで
漆喰(しっくい)の手入れを行うことで、
瓦屋根全体の耐用年数も保ち、家屋や全体の寿命も長持ちさせることができます。
瓦屋根全体の耐用年数は長いのに対し、漆喰(しっくい)部分の劣化は
20年前後で出てくるものですが、
見過ごされてしまうケースが多いのが漆喰(しっくい)のダメージ。
家の下から屋根を見上げても、漆喰(しっくい)部分の劣化は
あまり気付きにくいことが多々あります!
剥がれた漆喰(しっくい)部分から、瓦の下の葺き土(ふきつち)が雨水に浸食され、
気付いた時には棟全体がダメージを受けているというようなケースも多いようです。
1・棟の台土の流出
漆喰が剥がれてしまうことで屋根の中で一番大切な棟の
台土が雨風に打たれ、流出してしまいます。
家
で言うと基礎の部分になりますので致命的な劣化につながります。
どんなに立派なおうちも基礎が流れてしまうと傾いてしまいます。
屋根の上でも同じことです。
漆喰で台土をしっかりと保護することで屋根の耐久年数はかなり変わってきます。
屋根の耐久年数が変わってくると住宅の寿命も変わってきます。
2・瓦の抜け落ち
先程述べた棟と言う箇所に漆喰が使われており、
棟には瓦が積み上げている場合が多く、その瓦のズレなどから棟の中に雨水が侵入し、
その侵入した雨水は赤土を湿らし風化させます。
その結果、瓦への接着力がなくなり、また瓦がズレると言う悪循環を繰り返していきます。
放って置くと中に入り込んだ雨水が外に出ようとする際、
漆喰を押し倒し、剥がれると言う考え方になります。
このことから、漆喰の剥がれは年数的な劣化だと考えてられます。
ここで一番怖いのは、住んでいる方が気づきにくいと言うことです。
「目の上のたんこぶ」であり、誰かに指摘され、気づく場合が多いと聞きます。
3・雨漏り
そして最後に出てくる症状として、部屋内への雨漏りとなります。
棟の中に雨水がまわると言う事は、放っておくと瓦の裏にも雨水が回り、
瓦の下に施行してあるルーフィングと呼ばれる防水シートの劣化につながります。
この防水シートは最後の砦です!
ここがダメになってしまうと雨漏りへとつながります。
この段階で入り込んだ雨水が屋根の下地も通過していることから、
多くの場合、屋根下地の補修も必要となることも多く、大きな費用がかかってしまいます。
実際に多くの物件を見てきましたが雨漏りで困っているお宅がたくさんありました!
見えない所なのでなるべく注意しておくことが大切ですよね!
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最後までありがとうございました!