新潟市中央区にお住まいの方より、駐輪場のポリカ屋根が落雪によって破損したので見て欲しいとお問い合わせを頂きました。

駐輪場のポリカ屋根破損　現地調査

こちらの建物は7階建てのビルで高さが約21ｍほどですので、相当な高さから落雪したと考えられますし、衝撃によってポリカが破損するが予想できます。

ポリカは6枚で構成されており、その内の3枚が破損している状態でした。

割れている箇所から見て、平らな部分ではなく落雪した箇所は骨組みがない湾曲部分にあたったことが原因と考えられますので、湾曲部分に補強材を入れることも考えましたが、相当な高さからの落雪ですと衝撃に耐えることが出来ずまた同じような症状になると思います。

そのため、折半屋根の駐輪ポートに入れ替えることをご提案しました。

また高層ビルなどの近くはポリカ屋根の駐輪場ではなく、折半屋根の駐輪ポートの設置をオススメします！

【現地調査記事】
新潟市中央区にて駐輪場のポリカ屋根が落雪によって破損したとお問い合わせを頂きました

駐輪ポートの入れ替え工事

葺かれているポリカから順に側板、骨組みといった流れで解体・撤去していきます。

解体工事は1時間ほどで完工しました。

解体工事が完工しましたら、新設する駐輪場の位置出しを行い、どこに柱を置いて、距離は問題ないか、干渉するものはないかなど細部まで確認します。

位置出し箇所で問題がなかったら、骨組みから順に屋根を葺きました。

柱の下にはコの字で箱を設置し、その上に柱を固定、側面には筋交いを入れて耐風、耐雪強度を強めて、更に柱下にはL字のアングルを2個ずつ取り付けましたが、その他にもお客様のご要望で車輪止めを設置したいとのことでしたので、既存のものを再利用して再取り付けしました。

その際、真ん中部分に柱がないため、途中でだれる心配がありましたので柱1本追加し施工しました。

今回の入れ替え工事はイレギュラーとなっており、駐輪場の下には配管が通っているため柱の埋設が出来ず、柱をＬ字のアングルでの固定でおさめることにしましたが、本来であれば柱を埋設しますのでＬ字のアングルは付きませんのでご注意ください。