福山市にて集合住宅の折板屋根にボルトキャップ設置

ご相談内容～工事前の折板屋根

福山市で鉄骨造二階建ての集合住宅のアパートをご所有のお客さまより、屋根メンテナンスのご依頼をいただきました。
「アパートの折板屋根のボルトの腐食が進んでいるので、雨漏りしないためにもメンテナンスをしてほしいです。」とのご相談内容でした。

過去に腐食したボルト部分からアパート室内へ雨漏りしたことがあるようで、問題のある箇所に局所的に樹脂製ボルトキャップを設置されたそうでした。
しかし、それからも時間がだいぶ経過しているため、更なる経年劣化に備えて同時期に建てられた大小２棟分の集合住宅折板屋根全体にボルトキャップを取り付けてほしいとのことです。

折板は板金屋根の材料の中でも比較的緩い勾配で屋根を仕上げることができる屋根材です。
しかし、それだけに留めつけられているボルト部分に腐食等の問題がある場合、そこが防水上の問題点となりがちなのです。

ボルトキャップ約800個設置します

こちらは集合住宅の折板屋根上から見た様子です。
屋根を留めるためのボルトが多数並んでいますね。

今回は、２棟の集合住宅の折板屋根に日大工業株式会社『サビヤーズ（折板屋根用）』を計800個ほど施工いたします。

ボルトキャップ設置工事を始めます

材料を搬入

それでは、集合住宅２棟分折板屋根のボルトキャップ設置工事に入ります。

今回は集合住宅の屋根の工事の為、屋根にのぼって作業を行う前に、各世帯へ事前にお声がけをさせていただきました。
特に２階へお住まいの方の世帯には、作業中折板屋根の上を歩く音が響いてしまうためしっかりと説明を行いました。

まずは、梯子を用いて屋根上へと材料を搬入します。

ボルトキャップ『日大工業株式会社『サビヤーズ』

ボルトキャップの製品はいくつか存在しますが、今回採用しましたボルトキャップは日大工業株式会社『サビヤーズ（折板屋根用）』です。

日大工業株式会社『サビヤーズ（折板屋根用）』の特徴
〇耐熱・耐寒
〇カラーはグレー・青・茶色と３色展開
〇錆を防止して雨漏りを防ぐ（海岸地方・雨量の多い地方にも最適）
〇取り付けはかぶせてたたくだけ（取り外す際は回転が必要）

ボルトの直径や形状、色に応じて複数のバリエーションがあり、今回の現場に適合するものを選定いたしました。
集合住宅２棟分の為、今回は約800個のボルトキャップを設置していきます。

シリコンコーキング充填→取り付け

まずは、ボルトキャップ内部に変成シリコンコーキングを充填します。
そして、錆びのまわっているボルトに上からしっかりと被せていきます。

ボルトキャップ設置時

ボルトキャップ加工

屋根に留められているボルトの中には、金物が取り付けられていたり、テレビアンテナの支持ワイヤーが付けられている箇所もあります。
そのため、ボトルキャップの取り付けの邪魔になる部分はあらかじめカットする等の形状加工も同時に行っていきました。

折板屋根ボルトキャップ設置工事が完了です

集合住宅の折板屋根のボルトキャップ設置工事が完了しました。

合計約800個のボルトキャップ設置と加工の作業に半日程度かかりましたが、無事に２棟分の作業が終わりました。
これで当面雨漏りの心配をせずに過ごすことができます。

工事のご依頼誠に有難うございました。

【折板屋根ボルトキャップ設置工事】
工事費用：約300,000円
　　　　　／材料費（ボルトキャップ約800個、変成シリコンコーキング等）、
　　　　　　工賃他
施工期間：約半日

Before／After

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