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神戸市垂水区で金属屋根材を使った屋根カバー工事！雨漏りを解消する人気工法を公開
神戸市垂水区 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
「雨漏りを繰り返していて困っている」
神戸市垂水区にお住まいの方からこのようなお問い合わせをいただき、無料雨漏り調査に急行しました。
今年の台風の際に雨漏り発生したそうで、以前も同じような場所で雨漏りが起きた時にご自身で屋根にコーキングを打って処置をされたそうです。
その後はしばらく漏らなかったが、また再発してしまったとの事でした。
カラーベスト葺き屋根の棟付近と連棟の隣家との取り合い部分の瓦のおさまりが悪い部位から雨水の侵入が考えられ、屋根カバー工事ををご提案させていただきました。
関連ページ
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(金属)
- 施工期間：3日
- 築年数：約50年
- 施工費用：60万1千円（税込み）
- 使用材料：立平333 JFE鋼板極みmax シルバーブラック
- 保証年数：7年
上写真は、上から新しい屋根をかぶせるために、既存の棟板金を撤去している様子です。
棟板金とは、屋根の最高点である棟の部分に取り付けられる金属製の板のことです。
屋根の隙間から雨水や風などの外部要因が侵入するのを防ぐ役割を果たします。
棟板金は、長年の使用や自然災害などにより、劣化や損傷を受けやすく、定期的な補修や交換が必要になります。
屋根カバー工事では既存の屋根材は解体せずにそのまま残しますが、棟板金部分については既存の棟板金を撤去し、新しい棟板金を取り付けます。
既存の棟板金を撤去することで、屋根の下地の状態を確認し、必要に応じて補強や防水処理を行います。
次に、新しくかぶせる金属屋根の下地として、カラーベストの上から片面粘着ルーフィングを貼り付けます。
片面粘着ルーフィングとは、片面に粘着剤が塗られた防水シートのことです。
片面粘着ルーフィングを貼り付けることで、屋根の防水性や断熱性を向上させることができます。
ルーフィングを屋根全面に貼り終えました。
次に、防水シートの上から12mm厚の構造用合板を新しい屋根の下地となる野地板として固定します。
構造用合板とは、木材を薄くスライスして接着剤で貼り合わせた板のことです。
軽量ですが強度が高く、屋根の断熱性や防音性を高めてくれます。
野地板の上からさらにアスファルトルーフィングを敷設します。
ルーフィングの役割は、
①表面の屋根材の隙間から入った雨水を二次防水として防ぐ
②雨水を軒先まで排出し、野地板や柱、梁などの建物内部を雨水から守る
③屋根の断熱効果や透湿性を高める
といった屋根だけでなく建物全体を守る重要な役割を担ってくれています(*^^*)
関連ページ
「雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性と お薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介」
屋根の軒先には、唐草とよばれる板金を取り付けます。
唐草板金とは、屋根の一番外側を囲い込む水切り用の板金部材をさします。
軒先に流れてきた雨水を雨樋に誘導したり、軒先の木材を雨水から保護してくれます。
軒の先端に唐草板金を引っ掛け、唐草板金の下部にある水切り部分を折り曲げて、雨樋に合わせます。
最後に、唐草板金の上部にある固定部分を釘やビスで屋根に固定します。
いよいよ屋根全面に金属屋根屋根となる立平（たてひら）を葺いていきます。
立平は金属屋根の一種で、ガルバリウム鋼板などの金属製の板を縦に葺いていく屋根工法です。
一坪あたりの重量は約43kgと軽量で、瓦やスレートに比べて住宅への負担が少なく、地震の際の揺れや倒壊のリスクを軽減できるため、耐震性を問われる現代ではとても人気の屋根材となっています。
さらに立平葺きの強みは、その排水性です。
立平葺きでは、ガルバリウム鋼板を屋根の棟から軒先に向かって縦に葺いていきます。
この工法によって屋根に隙間がなく、屋根に降ってきた雨水が遮ることなく軒先まで一気に流れるため、屋根の下地や棟板金などの部分に雨水が侵入する可能性が少なくなるのです。
ジョイント部分は、金属板の上ハゼと下ハゼを嵌め合わせて接続します。
屋根全面に立平を葺き終えたところです。
屋根の色や形がシンプルでスッキリとした外観になってきましたね(*^^*)
ひと言で金属屋根と言っても、さまざまな色や素材があり、お客様の外観のイメージやご予算に合わせて選べますよ！
最後の仕上げに、棟板金の施工をしています。
棟板金とは、屋根の一番高い位置に取り付ける金属製の防水部材です。
棟下地としてまず貫板（ぬきいた）を設置し、エプロンを取り付けます。
エプロンとは、棟板金の両端に取り付ける金属製の部材です。
棟板金と屋根材の隙間から雨水や風が侵入するのを防ぐ役割があります。
最後に固定する棟板金には、ガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板などの錆びに強い素材が用いられます。
貫板にビスで固定し、棟板金の継ぎ目にはシーリング材を打設して、防水性を確保します。
関連ページ
「エスジーエル鋼板とは？」
以上の工程によって屋根カバー工法による屋根工事「立平葺き」の完成です！
外観も一新し、お客様にもお喜びいただけたことがとてもうれしく思います(*^^*)
今回採用した屋根リフォーム時に人気の屋根カバー工法は、
◎既存屋根の解体工事が不要！
➡解体工事費と廃材費の両方を削減出来る
◎工期を短くできる！
➡既存の屋根を解体する手間が省けるため、その分屋根工事にかかる期間が短くすむ
◎環境に優しい！
➡廃材が少なくすむので環境負荷が少なく、また通常の工事より廃材運搬の回数・量を減らせる
というメリットの多い工法です。
雨漏り時の屋根工事としても選ばれる方が多いです(^^)/
今回は屋根カバー工法による屋根工事をおこない、雨漏りを解決いたしました。
ただ、どんな屋根でも屋根カバー工法によるリフォームが適しているわけではありません。
たとえば、和風建築の瓦屋根などは形状的にも上に屋根材をかぶせる屋根カバー工法は向いていません。
不可能ではありませんが、瓦屋根の場合はほかに費用面やメンテナンス面でも有用な工法がございます。
また、屋根や屋根下地の劣化状況によっても屋根カバー工法が適しているかの判断が必要になるため、屋根カバー工法を採用するかどうかはプロの判断が必要となります。
街の屋根やさん神戸店では、経験豊かなプロによる入念な点検と調査をしてから、施工できるかどうかを判断しています。
雨漏りの解決法をご検討中の方、また屋根カバー工法が向いている屋根、向いていない屋根についてなど「ちょっと気になること」やご不明点がある方はすぐに工事をするかどうかに関わらず、いつでもお気軽に弊社にお問い合わせ下さいね！
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