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加古川市 屋根補修 本棟いぶし瓦の積み直し(勾配修正)で雨漏り解消!
加古川市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
加古川市にお住まいのお客様から「2階の部屋に雨漏りがしているようで、天井にシミが出て困っています」とのご相談をいただきました。
築36年の2階建て住宅で、当店スタッフが現地調査を行ったところ、雨漏りの原因は大屋根の本棟部分であることが確認されました。
特に、本棟に積まれた熨斗瓦の勾配不良と漆喰面戸の出過ぎが原因で雨水が棟内部へ逆流し、瓦の重なり目から内部へ浸入していることが雨漏りの直接的な要因でした。
このまま放置すると雨漏りがさらに広がる危険性がありました。
そこで今回の工事では、雨漏りの原因となっていた本棟を一度すべて解体・撤去し、正しい勾配を確保して瓦を積み直す本棟積み直し工事を実施することで、雨漏りの根本解決を目指しました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:5日間
- 築年数:築36年
皆様、こんにちは!
街の屋根やさん加古川店です。
今回は加古川市のお客様より雨漏り修理のご依頼を受けました。
調査したところ、熨斗瓦の勾配不良と漆喰面戸の出過ぎが原因と判明し、強雨や横殴りの雨で棟内部へ浸水していました。
ご要望は「雨漏りに今後悩まない様に修理をお願いしたい」とのこと。そこで本棟を取り直し、勾配・通り等を総合的に是正する工事をご提案しました。

今回の現場となったのは、築36年の木造2階建て戸建て住宅。
周囲が開け風当たりを受けやすい立地で、棟の劣化が進みやすい環境でした。
外観は整っていますが、見えない棟内部に不具合を抱えているケースが少なくありません。

屋根は和瓦のいぶし瓦葺き。
経年劣化による黒ずみはあるものの、瓦本体の痛みは問題ない状態でした。
棟部に関しては、熨斗瓦を5段積み、仕上げに素丸瓦を伏せる仕様となっていました。

棟下の面戸周りを確認したところ、面戸漆喰の出過ぎと部分的な剥がれが確認されました。
面戸漆喰が厚く盛られると、面戸が堰の役割となり、行き場を失った雨水が棟土へ吸い上げられていきます。
つまり、雨水が棟の内側に入りやすい状態となってしまいます。
漆喰面戸を施工する際、面戸厚は控えめが鉄則で、排水路を塞がないことが大切です!
漆喰塗り替えにも共通しますが、どうしても漆喰が出過ぎてしまう場合は、棟内部の葺き土を削るなどの工夫が必要となります!!

続いて棟部に積まれているのし瓦の状態確認です。
積まれているのし瓦は、雨漏りや経年劣化の影響を受け、勾配が非常に緩くなっており、雨水が滞留しやすい状態となっていました。
棟部は勾配を付け直すことで、しっかりと左右へ流れるようになります。

熨斗瓦に勾配不良が発生していると、熨斗瓦を伝う雨水に図解のような変化が生じます。
左が元々勾配がしっかり付いている棟の状態。右が内部の葺き土が痩せ細り熨斗瓦に勾配不良が発生している状態です。
勾配不良が発生すると、元々、雨水が外へ流れていた状況が棟の内部へ逆流するようになります。
こうなることで、棟内部へ侵入した雨水が後の雨漏りへと繋がっていくのです。
表面上見ても瓦にズレや破損が無く、原因が明確になりづらいという難点があるため、専門知識が無ければ見分けることが出来ないため、注意が必要です!

目地がわずかに蛇行し通りが甘く、耐風性と見た目の両面でロスが出ていました。
棟部を側面から確認すると、1番下の段と2段目の瓦に勾配が取れていないことが良く分かります。
瓦の勾配不良と漆喰面戸の出過ぎが合わさり、棟部からの雨漏りに繋がっていると考察することが出来ました。
この状況を踏まえ、大屋根本棟部分の積み直し工事をご提案させて頂き、工事依頼に至っています。

ここから工事施工の様子に移っていきます。
端部から順に素丸瓦・のし瓦を外していき、再利用瓦を選別しました。
破損瓦は新しいいぶし瓦に差し替えます。

既存瓦の解体を進めていくと、棟内部の葺き土が露出しました。
面戸部分には複数個所水濡れが発生しており、棟部が雨漏りの原因であったことが明確となりました。

直線基準で棟芯を決め、左右の高さを均一に調整しました。ここでの精度が仕上がりを左右します。
作業中は水平器と水糸でこまめに確認し、端部まで真っ直ぐなラインを通しました。

積み直しに際して、新しい棟土台には【モルロック】と呼ばれる漆喰材を使用します。
従来の葺き土+面戸漆喰の作りと違い、モルロックは一発仕上げが可能な製品となります。
また、防水性・耐久性に優れ、基本的には漆喰の様な塗り直しが不要な商材となります。

積み直しを行う瓦も2段目以降、通りと勾配を再度チェックしながら均し、のし瓦が自然に水を流せる角度に整えていきます。
また、目地同士の取り合いも上下均一の千鳥葺きを行い、棟部の防水性に努めながら積み上げていきます。

のし瓦を一段ずつ勾配管理して積み、仕上げとなる素丸瓦を銅線で緊結しました。
棟全体の直線が際立ち、いぶし銀の光沢が屋根形状を美しく強調しています。
完工後、雨が降っても室内には雨漏りは発生しなくなったとのことで、お客様からは「梅雨や台風シーズン・ゲリラ豪雨などの自然災害にも安心です!」と安堵のお言葉を頂くことが出来ました。
今回の雨漏りは、のし瓦の勾配不良と面戸の出過ぎが複合して引き起こしたものでした。
積み直しで勾配を正し、面戸を適正化し、素丸瓦を確実に緊結することで解決できました。
屋根は見上げても異常に気付きにくい箇所です。
屋根を見て異常を感じなくとも、室内の天井や壁面にシミが発生している場合は要注意です!
早期点検なら軽微な補修で済むことも多いので、気になるサインがあれば屋根診断士・自然災害鑑定士が在籍している街の屋根やさん加古川店にご相談ください。
我々住宅メンテナンスのプロが、皆様のご自宅を守ります!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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