長崎市にて棟積み直し工事を行う現場情報

【長崎市にて棟積み直し工事を行う現場紹介】

・築32年
・コンクリート瓦
・2階建て木造住宅
・屋根形 寄棟
・棟瓦ズレあり
・10年に1度塗装あり

訪問業者に棟瓦がズレているとのご指摘を受けたそうです。

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【施工前 棟ズレ状態】

このように、屋根の棟瓦の漆喰が剥がれ土台の土が流れ、棟瓦が潰れている状態でした(>_<)

漆喰の剥がれは、どのお宅の屋根も経年劣化で割れが起こります。

漆喰の持ち年数は15年～20年と言われているため、長年の雨風や紫外線の影響で剥がれてきてしまうんです(´・ω・｀)

このような状態では、1度棟瓦を取り外してまた、棟を作り直す必要があります。

さっそく作業をお伝えしていきますよ！

潰れた棟コンクリート瓦を積み直し

【コンクリート棟瓦解体】

棟瓦は、屋根の頂点や斜め部分に取り付けられており、屋根の面と面が交わる部分の隙間からの雨漏りをしないよう棟瓦で蓋をしているんです！

棟瓦は、番線で固定されているため、番線を切り、棟瓦を取り外していきますよ。

よく、番線が切れていると、棟瓦が台風などで飛ばされる事もあるので、危なかばい。

棟瓦を取り外しと、土台の土がでてきました。

この土は、棟瓦をのせる為に、土台として屋根に盛られていますよ！

土台の土は、側面から土が流れないよう、漆喰で塞いでいますが、漆喰が剥がれてしまう事で、土が流れ、土台がなくなり潰れて、棟瓦がガタガタになってしまうんです(>_<)

放置すると瓦の隙間に雨水が侵入し続けて、瓦下の防水シートがやぶれ、雨漏りしてしまいます。

土も漆喰も撤去した状態ですね。

先程話していた、隙間が見えるようになりました。

この隙間の間に、新しいステンレスの番線を取り付けます。

ステンレスの番線は、錆びない番線ですので、長持ちしますよ！

棟積み直しには、漆喰のみで土台を作ります

土を使わずに、漆喰のみで土台を作っていきますよ！

使用される材料は、南蛮漆喰モルロックを使用します！

南蛮漆喰は、耐久性・調湿性に優れた屋根瓦用の漆喰材です。

セメントと水を混ぜることで、さらに強度がアップしますよ(*^^*)

先程隙間に、取り付けた番線を土台の漆喰の上に出るようにしておきます。

この番線は、最後瓦を乗せたときに、固定に、使う為、必ず南蛮漆喰より上に出しておきますよ！

棟瓦を先端から1枚1枚重ねてステンレス番線を棟瓦に通しながら積み直していきます！

棟瓦がガタガタと蛇行していないかを積み直して番線を縛る前に確認する事が、綺麗に施工する為の、ポイントとなりますよ(*^^*)

棟瓦積み直し完了

番線を綺麗に、結んで完了となりますよ！
棟瓦積み直し工事でも、もう1つ違う方法もあります。

今回は、番線で棟瓦の固定を行いましたが、番線ではなく、隙間に金具や樹脂材を入れ込み、棟瓦の強度を増すやり方もありますよ！

コンクリート瓦に、必要な工事は塗装だけではなく、このような、棟瓦の漆喰補修工事も、築年数が経つお宅では、必要となってきますよで、参考にしてみてくださいね！