横浜市中区|歪みと穴あきを起こした雨樋を交換工事で一新(銅製)
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:雨樋交換 足場
【点検の様子】
去年の雪害で少し歪みがあったようですが、先日の台風で金具ごと外れ大きくゆがんでしまいました。玄関前の一番多く使用する場所の為、雨水の漏水や跳ね返りにストレスを感じ、補修に踏み切られたようです。
銅製の雨樋は非常に丈夫ですが、やはり築年数が経過していれば支持金具等にも少しずつ歪みや変形が見られ、素材自体に問題が無くとも交換が必要になるケースもあります。
あまり多くは見かけませんが、実際に銅製雨樋を使用している住宅は今でもたくさん見かけられ、お問い合わせも多くいただいております。そして補修交換の際にも「銅製で」とご依頼を頂く事が大半です。
銅製にこだわりたい理由は以下の様です。
1.昔ながらの和風建築の雰囲気によく合います。
まず、銅製の雨樋を取り入れているのは寺院等の歴史の深い建築物、そして昔ながらの和風住宅です。築年数の経過とともに緑青色に変化し、住宅の雰囲気に非常にマッチします。
2.家紋等を刻印された部材がございます。デザイン性も高く意匠性を感じさせます。
軒樋の先端や集水器に刻印がされている物がございます。家紋などを刻印することでその住宅ならではの雨樋を取りつけることが可能です。
3.輝く存在感と高い耐久性
取替直後は赤褐色の艶の高い色をしていますが、銅製雨樋は徐々に褐色→暗褐色→黒褐色→緑青へと変化していきます。恐らく長い期間補修を行っていない住宅は、緑青でしょう。
しかしこのような変化は劣化ではなく酸化です。銅製はおよそ20年程度の耐久性と他の素材と比較しても非常に丈夫な素材です。
このように使用しているからこそ銅のメリット・特徴を知り交換の際にも銅製でと依頼をされる理由です。
銅製の交換の目安としては、金具の変形や劣化、穴開きによる漏水です。銅は酸化することで表面に保護被膜が形成し腐食の進行を防ぐことが出来るのですが、いつまでも耐えられるわけではありません。
銅が腐食し穴あきを起こせば雨は途中からあふれ出してしまいます。また、部材自体の腐食が無くとも、継ぎ目部分が隙間を作ってしまえば同じように漏水を起こしてしまいます。
2階のコーナー部分は集水器に穴あきを起こしたことで漏水を引き起こしてしまっていました。
【雨樋交換工事】
銅製から銅製の交換工事を行っていきます。全交換をすることで、全てが見栄え良くなりますが費用も大きく嵩んでしまいますので、今回はあくまで補修が必要な部分のみの交換となります。
まず既存雨樋と金具を取り外していきます。続いて、垂木に向かって金具を打ち込み取り付けていく方法です。
この際に水勾配を付けて排水をスムーズに行う必要がありますので、水糸で高さを決めて取り付けていきます。
新規雨樋の取りつけです。銅製雨樋はこんなにも輝きのある存在感です。
ちなみにこれまで銅製のメリットを挙げさせていただきましたが、他の素材と比較するとどうでしょう。
多く使用されている塩化ビニル製は安価で補修も容易ですが、太陽光に当たることで徐々に硬化し割れやすくもなります。
塗装で表面を保護することはできますが、塗膜はいずれ剥がれます。寿命は環境(自然災害・落ち葉の詰まり等)次第ですが、およそ10年程度で多少の歪みが起きるでしょう。
合成樹脂製は塩化ビニル製と比較すると太陽光に対しての耐久性が優れているようです。見た目は塩ビ製と大きく変わりませんが、近年の新築住宅では合成樹脂の雨樋が多くなっているようです。
更に注目されているのはガルバリウム鋼板製です。屋根材にも普及されていますが錆びにくく軽量で高耐久というのが特徴的です。金属素材の中では最も安価で取り扱いができ、耐久性としても期待できます。
雨樋にも多数の素材がございます。その中で費用を優先するのか、耐久性を優先するのかをしっかりと検討し、雨樋補修を行っていくと良いですね。
2階の雨樋交換には多くの場合、足場の仮設が必要です。しかし、出来る限り住宅の形状を利用することで、足場費用を抑えての補修が可能となります。
これは住宅によって対応方法は異なりますので、気になる方はまずお問い合わせくださいませ。
2階部分は集水器から呼び樋部分を補修し接続を行いました。隙間が解消されるようであればそのまま既存雨樋を使用することも可能です。
雨水が漏れないかを確認し雨樋交換工事は完了です。雨樋の形状・素材関係なく補修交換工事は承っておりますのでご遠慮なく街の屋根やさんへご相談ください。
記事内に記載されている金額は2018年10月31日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
横浜市中区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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