更新日：2023年10月03日

　私たち街の屋根やさんでは、屋根だけでなく、外壁を含めお客様のお困りごとに幅広くご対応させていただいております。お問合せ時に併せてご相談いただいたり、点検に伺った際に担当スタッフへご相談いただいても大丈夫です。部分ごとに別の業者さんに依頼される必要が無いため、お客様にとってもご対応がラクではないかと思います。今回は、ベランダの波板交換時の点検・工事についてご紹介します。

ベランダ波板の状態

　変色や変形（反りなど）が発生していて、だいぶ経年劣化が進んでいる状態でした。使用されていた「ネット入り波板」は、ベランダや、カーポート、物干しスペースの庇等で使用されることが多く、ここ数年では、塩ビ波板よりも工事のご依頼をいただくことが多いです。 　ネット入り波板は、昔からある塩ビ波板に特殊なガラスネットを複合化させた波板で、通常の塩ビ波板よりも耐荷重性、耐衝撃性に優れています。塩ビ波板よりもやや長寿命ですが、耐用年数は5年ほどです。5年ほど？と驚かれるかもしれませんが、実際は耐用年数を過ぎていても使用できます。

あわせてメンテナンスが必要な部分

　 　ベランダ屋根に雨樋が設置されていましたが、経年が進んでいる状態でした。軒先に沿うように設置されている軒樋（横樋）が経年により変形し歪んでしまったため、大雨の際に雨水がこぼれてくる状態だったそうです。また、軒樋から集水器に集まった雨水を地上（又は排水溝など）へ排水するための竪樋（たてとい）に中継する「エルボ」部分から雨水が漏れるためテープ等で補強されていました。 　ベランダの手摺り部分の鉄部が腐食により、朽ち落ちて柱から外れそうになっていました。この状態では大変危険なため、波板と併せてメンテナンスすることになりました。ベランダの手摺りだけ補強される方法もありますが、お客様宅のベランダは、側面にポリカ波板が取り付けられていたり、屋根のフレームも塗装メンテナンスが必要な状態でしたので、併せてやってしまおうということになりました。

ポリカ波板工事完了

　 　ベランダ手摺り部分を塗装し、プレート等で補強しました。側面には、屋根と同じ波板を使用しました。透明ではなく、すりガラスのような感じなので、横からの風よけや、ちょっとした目隠しにもなります。屋根のフレームも白く塗装し、新しくなった白い軒樋はポリカ波板とマッチしていますね。 　メンテナンスの際は、状態により直したい箇所のみの工事では納まらない場合もあります。今回ご紹介したお客様宅は、外壁についてのご相談から現地調査に伺い、今回の工事に至っています。放置したら危険だったり、お客様のご都合等、いろいろなことでメンテナンスの優先順位も変わってきます。私たち街の屋根やさんでは、現地調査でしっかりと状態を確認させていただき、現状で最適なメンテナンスをご提案いたします。お気軽に無料点検をご依頼ください！