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屋根のメンテナンス 塗装するべきかカバー工法や葺き替えるべきか アーバニーの場合
更新日:2023年09月20日
屋根材が化粧スレートの場合、耐用年数は25年~30年ほどといわれており、築10年~15年で屋根の塗装メンテナンスをおすすめしています。その後も10年~15年を目安に定期的な塗装メンテナンスをおすすめしている訳ですが、塗料も日進月歩でどんどん高性能・長寿命ものが多くなっています。一度目の塗装メンテナンスを経て、築20年前後になった時に次はどうしたら良いか・・と悩むところです。今回はアーバニーという屋根材のメンテナンス方法について、ご参考までに簡単に解説します。
アーバニー
アーバニーは旧クボタ社が取り扱っていたスレート屋根です。2000年代の初頭に製造されたスレート屋根は
ノンアスベスト屋根とよばれています。アスベスト含有屋根材に比べ、この時期に製造された商品はヒビ割れが起こりやすいという傾向があります。
パミールや
コロニアルNEOは、さらに不具合が顕著に発生するということで知られています。アーバニーで特に割れやすいとされているのはノンアスベストのアーバニー
グラッサです。
アーバニーは塗装メンテナンスに不向き?
アーバニーは「塗装に不向き」といわれていますが、その原因は、塗装時に
タスぺーサー等による
縁切り作業を行うと、スリットに沿って屋根材が割れてしまうことが多いためです。また、作業時の踏み割れも起こりやすいということもあります。その場合は、細心の注意を払って作業する必要があります。
アーバーニーの場合、
アスベスト含有とノンアスベストがあり、アスベスト含有のものは1982年~1994年まで製造・販売されていました。その後、ニューアーバニーというアスベスト含有0.1~1%を経て、ノンアスベストの
アーバニーグラッサが2001年12月~2005年11月まで販売されていました。
メンテナンスは塗装にするかそれ以外か
今回の写真でご紹介している屋根は、アスベスト含有ということもあり、ヒビや割れが2~3箇所程度と少ない状態でした。アスベスト含有のアーバニーの場合、ヒビ割れも少なく、屋根材自体の状態も問題なければ「塗装メンテナンス」も可能です。しかし、1982年~1994年に販売されていたとすると、築年数はスレート屋根材の耐用年数を迎える時期となります。
下地の防水紙はすでに耐用年数(約20年)を経過しているため「
屋根カバー工法」や「
屋根の葺き替え」がおすすめです。葺き替えの場合は、アスベスト含有屋根材だと撤去・処分費が通常より高くなるため「屋根カバー工法」がベストです。私たち街の屋根やさんでは、屋根カバー工法は877,800円(税込み)~承っております。使用する屋根材や、現在の屋根の状態等により金額が異なりますので、まずは無料の点検・お見積りをご依頼ください。
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