付帯部の鉄部や木部のメンテナンスとは
更新日:2023年09月16日
屋根や外壁のメンテナンスをされる際に、併せて行われることが多い「付帯部:ふたいぶ」について、今回は「庇:ひさし(霧除け:きりよけ)」部分のメンテナンスについて、点検でお伺いさせていただいたお客様宅をもとにサクッとご案内します。あると助かる庇(ひさし)とは
「庇:ひさし(霧除け:きりよけ)」とは、窓や玄関ポーチなど、開口部の上に突き出た形で設置されている、小さな屋根です。霧除け(きりよけ)と呼ばれる場合もあります。窓を開けている時に急な雨が降ってきた場合でも、小雨程度であれば、室内がびしょ濡れになることは防げます。また、窓に差し込む直射日光や紫外線なども軽減してくれる効果もあります。
庇(ひさし)には、屋根と同じように「破風:はふ」があります。長期的に雨風や直射日光などに晒されているため、経年劣化によって傷みやすくなります。庇部分の破風には、木材が使われていることが多く、塗装が劣化してくると見た目も悪くなってしまいます。塗装が剥がれてくることで木材が水分を含みやすくなるため、長期間放っておくと、腐食や雨漏りに繋がる恐れもあります。屋根や外壁塗装の際に一緒にメンテナンスされるのがおすすめです。
塗装メンテナンスを行う場合の下処理
実際に塗装メンテナンスを行う場合、下処理として「ケレン作業」があります。「ケレン」は、塗装前の施工面に溜まった汚れや錆びなどを落とす作業です。汚れや古い塗膜があると、きちんと塗装をおこなっても、塗装の効果を最大限に発揮することができません。
また、施工部分が錆びていない場合でも、塗料の密着を良くするために細かなキズを付けることで施工面の表面積を増やし、塗料がより強く密着するように整えます。破風や「鼻隠し:はなかくし」の木部も同じようにケレンを行い、下地を整えてから塗装に入ります。
下地~塗装へ
ケレン作業を行った後は、庇部分は金属部分専用のサビ止め塗料を下塗り後し、上塗りをおこなっていきます。破風部分も同様に、下地+上塗りをしていきます。庇の劣化状態により、メンテナンス方法が異なる場合がございます。私たち街の屋根やさんでは、付帯部のメンテナンスも数多く承っております。お気軽にお問合せ下さい。
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