更新日：2021年01月20日

　最近では「ご実家や遠方の空き家」の点検／修理について、親族の方よりご依頼／ご相談をいただくことが少しずつ増えてきているように感じます。遠方やお仕事の都合などで「立ち会いが難しい」というご相談もいただきます。今回は、立ち会いが必要な理由の解説と、空き家問題にも触れてみようと思います。

なぜ立ち会いが必要なのか？

　私たち街の屋根やさんでは、現地調査の際はできる限りお客様に立ち会いをお願いしています。それは、点検後、その場で写真と一緒に点検結果のご説明と、どのような修繕方法になるか等お伝えしているからです。しかし、遠方だったり、お仕事の都合でどうしても立ち会いが出来ないという場合は、雨漏りでない限り立ち会いなしで現地調査を承ることも可能です。（敷地内立ち入りや作業等のご了承をいただきます） 　※雨漏りが発生している場合は、屋外のみの点検では状況確認が不十分となります。屋内や小屋裏等の点検も必要になりますので立ち会いをお願いします。

空き家問題

　近年、空き家問題がニュースや記事で取り上げられることが多くありますね。近い将来直面することがあるかもしれないと思うと、早いうちから対策やライフプランを考えておくことが大切です。 そもそも空き家問題の原因とは何でしょう。 主な原因の1つとして、自宅を所有している高齢者の入院を含め老人ホームなど高齢者住宅への転居があげられます。団塊の世代が高齢者になるため、さらに空き家が増えていくと予想されています。 その他には、空き家が相続対象になり相続した人がそのまま放置している、または、相続に関係なく自分の所有している空き家をそのまま放置している場合もあります。

何が問題なのか？

　 ・老朽化による家屋倒壊のおそれ ・不法侵入や、空き家内部での犯罪、不法占拠、放火のリスクも高くなる など、周辺や地域への悪影響を与えることが考えられます。 　※きちんと定期的に手入れをされていらっしゃる空き家もありますので、悪い印象の先入観を持たないようにしたいものですね。

行政の取り組み

　 　2015年5月に施行された「空き家等対策の推進に関する特別措置法」により、各自治体で空き家に対し調査が行われています。空き家の状況・状態により「空き家等」や「特定空き家等」に指定されるものです。現在では「特定空き家等」と指定された場合、撤去や修繕の助言・指導、勧告、命令をすることが出来ます。これに従わなければ市区町村長が代執行して強制的に撤去できるような仕組みとなっています。実際に、自治体やご近所からのご指摘により、街の屋根やさんへ修繕のご相談をいただくこともあります。空き家の修繕でお困りの場合にも、私たち街の屋根やさんへご相談ください。