更新日：2024年04月04日

市原市君塚にお住まいのお客様より、物置の屋根についてメンテナンスのご相談をいただきました。物置というと・・100人載っても～というフレーズを思い出しますが、既製品やプレハブ式だったり、簡易的に建てられたものまであります。

工場や倉庫、豪雪地帯のガレージ等に多く使用されいるイメージですが、近年ではご自宅のカーポートに折板屋根を使用し、太陽光パネルを設置するという方法も普及してきています。

ボルトで固定するタイプ

屋根には、折板屋根（金属・樹脂）が使用されていました。折板屋根（せっぱんやね）の多くは ガルバリウム鋼板などの金属製の屋根で、金属板を折り曲げて波型に加工されています。

折板屋根の施工方法には3つのタイプがあります。

・重ねタイプ
・はぜ締めタイプ
・嵌合（かんごう）タイプ

屋根の施工方法は、重ねタイプでした。土台に「タイトフレーム（金具）」を設置して屋根を載せ、継ぎ目をボルトで固定する方法です。

ボルトの錆

屋根の外側にボルトが露出しているため、どうしても経年により錆びが発生してしまいます。穴あきにより雨漏りが発生する恐れがあるため、ボルト部分の定期的なメンテナンスが必要です。

明かり採りのある折板屋根

樹脂タイプの折板屋根を組み合わせ、明かりを取り入れていました。樹脂タイプ屋根は、劣化による劣化や色褪せが目立っていました。金属製の部分も経年により塗装の劣化がありました。

また。雨樋（横樋）に落ち葉や飛散してきたゴミなどが堆積して、雨水の排水が妨げられている状態でした。私たち街の屋根やさんでは、雨樋清掃も承っております。足場の有無により金額が異なりますので、まずは無料の現地調査をご依頼ください。

点検の結果、雨樋清掃は必要な状態でしたが、雨漏りも無く、現状で早急な対処が必要な部分はありませんでした。折板屋根のメンテナンス方法は、主に「塗装工事」「カバー工法」「葺き替え」となります。

金属屋根は熱を伝えやすいため、夏場は室内が暑くなり、冬場は室内が寒くなりがちです。お客様は、夏の暑さをどうにかしたいということでしたので、遮熱塗料での塗装・折板屋根の上に施工する遮熱シートなどのご提案予定です。