更新日：2024年03月13日

富津市大堀にて実施したスレート屋根の点検結果をご報告いたします。以前に比べると「近くで工事をしている業者さんから指摘された」というお話は少なくなったように感じますが、喉元過ぎれば・・ということもありますので、引き続き即決しないよう、ご注意ください。

棟板金を確認

2階屋根（大屋根）の棟板金に浮きが確認出来ました。棟板金を固定している釘も飛び出ている状態ですので、下地の貫板（ぬきいた）が劣化していることが推測できます。

棟板金の固定も緩んで屋根との間に隙間ができているため、強風により剥がれてしまう恐れがあります。また、屋根の下に敷かれた防水紙の耐用年数は約20年ですので、築20年以上経過している場合は雨漏りのリスクが高くなります。

屋根の状態や築年数により、メンテナンス方法をご検討されるのがベストです。私たち街の屋根やさんでは、現地調査でしっかりと屋根の状態を確認させていただき、現状で最適なメンテナンス／リフォームをご提案いたします。お気軽に無料点検をご依頼ください。

塗装の劣化

化粧スレートは、表面の塗装（塗膜）によって防水性を維持しています。経年や紫外線・雨風などで塗装が劣化してくると、屋根の色が褪せてきたり、水はけが悪くなり苔（こけ）が発生しやすくなります。

軒先付近は雨水が軒樋に向かって流れてくるため、苔が発生しやすい部分です。軒先近くに設置された雪止め周りに苔や白カビが発生することも多いです。

下屋根の様子

1階屋根（下屋根：げやね）も塗装の劣化が進んでいました。水はけが悪くなったところへ飛散してきた土ほこりがこびりついて黒ずんでいました。

塗膜剥がれや苔・汚れ付着により、屋根材の表面が凸凹になることで更に水はけが悪くなります。屋根材自体が水分を含みやすくなると、ヒビ割れや反りが発生しやすくなります。

トップライト（天窓）の下側の水切りのコーティングがペリペリと剥がれていました。既に20年以上経過している天窓は、修理・交換が難しい場合があります。

屋根カバー工法などのリフォーム時、または天窓交換や撤去が必要な際に屋根のリフォームを行われるのがおすすめです。私たち街の屋根やさんでは、天窓の交換や、撤去・カバーで塞ぐ等の工事も数多く承っております。詳しくはこちらへ