更新日：2024年02月20日

　台東区谷中にお住まいのお客様より「近所で工事を行っている業者の方より屋根の板金が捲れているので修理が必要と言われたので屋根の点検・お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

　私達「街の屋根やさん」では、建物の現地調査からお見積りの作成までは無料にて承っておりますのでお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。

現地調査

　
　先ずは、ドローンを使用して屋根全体の状態確認を行いました。

　屋根の形状は棟違いの寄棟屋根ですが、屋根の面が7面あり複雑な形状の屋根となっております。

　業者により指摘があった棟とは、屋根の面と面が切り替わる部分に設置されている山状の板金になります。

　屋根の面が切り替わる場所は、屋根材だけでは隙間を埋めることが出来ず板金により雨仕舞しないと雨水の浸入口となってしまいます。屋根材の裏に雨水が浸入してしまうと2次防水としての役割を果たしている、防水紙の劣化を招いてしまいます。

　屋根には全体的に色褪せの症状が確認できました。

　また、屋根材や板金部分を手で触ると粉の様な物が付着しました。これはチョーキングと言われ、熱や紫外線による劣化の影響で塗料に含まれる顔料が塗装の表面にチョークの粉のように出てきてしまう現象になります。チョーキングの発生は塗料の寿命だとも言われておりますのでこの様な症状が発生している場合にはメンテナンスのサインになります。

　棟板金では、釘抜けている箇所が確認出来ました。棟板金は釘で固定されておりますが、板金や下地の熱収縮により年数が経過すると徐々に抜けて来てしまいます。

　釘が抜けてしまうと板金の固定力が低下し、強風の際に飛散してしまうリスクが高くなりますので注意が必要です。

　調査報告を行い、屋根全体のメンテナンスが可能な屋根カバー工事をご提案致しました。屋根カバー工事の費用は、税込み877,800円より承っております。工事の費用は、施工面積や使用材料により異なりますので詳しくはお問い合わせください。