更新日：2023年07月15日

　葛飾区西新小岩にお住まいのお客様より「近所で工事をしていた業者の方より棟板金がバタバタしていると指摘を受け応急処置を行ってもらったが、今後の事も考えてしっかりと修繕を行いたいので調査、お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査に伺いました。

現地調査

　現地調査の様子になります。こちらの建物は築40年程経過した木造2階建ての住宅になります。屋根の形状は切妻屋根で屋根の途中で棟の位置が異なっている棟違いという造りになっておりました。15年程前に屋根の葺き替え工事を行っている様ですが最近になり訪問業者に棟板金がバタバタしていると指摘を受け応急処置を行ってもらったそうです。

　棟板金の調査を行いました。応急処置が行われていたのは、上段の屋根に設置されている棟板金になります。屋根の端から1ｍ程の位置で板金を固定している釘がぬけてしまっており板金の固定が緩くなっている状態でした。他の箇所では、釘の浮きや抜けは見られませんでしたので局所的に生じた不具合もしくは訪問業者によるものかは不明でしたが突然訪ねてきた業者により屋根を破損させられるといった事例も耳にしますので注意が必要です。

　スレートの確認を行いました。葺き替え工事から特にメンテナンスを行っていないとの事でしたので、スレート表面の塗膜が劣化し撥水性が低下している状態でした。撥水性の低下により水分が滞留しやすくなり屋根には苔の発生が見られます。また、スレートには複数箇所でひび割れが発生しておりました。葺き替えを行った際の年数を考慮するた耐久性の低いスレートが使用されている可能性がありましたので、メンテナンスにはカバー工事が推奨されます。

　上記の症状により、屋根カバー工事のご提案を行いました。屋根カバー工事の費用は、税別698,000円より承っております。使用材料や屋根形状により異なりますので詳しくはお問い合わせください。

　私達「街の屋根屋さん」では、屋根の調査、お見積りまでは無料にて行わせていただいております。屋根に不安を覚えた際にはお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。