更新日:2023年06月28日
住まいの屋根は時間とともに劣化していきます。新築時にはピカピカに光沢を放っていた屋根も、年を経ることに色褪せ、汚れが目立つようになるでしょう。その中で、屋根に藻や苔が生えてしまうことがあります。単に見た目が悪くなってしまうだけであればまだ良いですが、藻や苔の発生は屋根材の劣化を早めてしまう恐れがあるのです。
住まいの大敵、藻や苔・カビ
使用される屋根材や外壁材によっても異なりますが、住まいが経年劣化してくると発生しやすくなるのが藻や苔、カビです。特に日当たりの悪い場所では発生しやすく、掃除をしてもまたすぐに生えてきてしまい、そういうものだと半ばあきらめてしまっている人も多いのではないでしょうか?
スレート屋根は要注意!?藻や苔が繁殖しやすい屋根材
スレート屋根にお住まいの方は特に注意が必要です。ある程度の築年数が経ったスレート屋根には付き物と言っていいほど藻や苔が繁殖します。また、セメント瓦やコンクリート瓦、日当たりが悪ければ粘土瓦やアスファルトシングルの屋根にも繁殖することがあります。
これらの屋根の場合には、藻や苔が繁殖していないか、定期的にチェックするようにしましょう。
どうして藻や苔が繁殖するの?
屋根の藻や苔はどうして発生するのでしょうか?藻や苔、カビは胞子によって繁殖します。これらの胞子は空気中を漂って住まいの屋根に付着します。その際、屋根に水分があると藻や苔が繁殖する原因になってしまいます。
屋根に水分が留まってしまうのは、劣化して防水性や撥水性が低下しているためです。ですので、藻や苔が繁殖しているというのは、屋根が劣化している証拠になるのです。
藻や苔の繁殖がもたらす影響
藻や苔の繁殖は屋根にとって以下の影響があります。
外観を損なう
ご想像にたやすいと思いますが、藻や苔の繁殖は住まいの美観を損ないます。元々がいくら洗練されたお洒落な外観であったとしても、屋根や外壁に藻や苔が繁殖していては、みすぼらしく、手入れができていないという風に映ってしまうでしょう。
屋根材の劣化
そもそも、屋根が劣化しているから藻や苔が繁殖すると説明しましたが、藻や苔が繁殖することによって、さらなる劣化を助長してしまいます。
屋根に水分が滞留しやすくなる原因は、屋根の塗装が劣化して防水性・撥水性が低下するためです。先に挙げた藻や苔が繁殖しやすい屋根材の多くは、屋根材が水分を吸う性質があります。屋根材自体が水分を吸収することで、常に湿気を帯びた状態になってしまうのです。
その状態で藻や苔が繁殖してしまうと通気性が悪くなり、さらに水分が滞留しやすくなります。水分を吸った屋根材は脆くなり、ひび割れや欠けといった症状が起こりやすくなってしまいます。藻や苔の繁殖は、状態の悪い屋根材をさらに劣化させ、雨漏りの原因にもなりえますので、放置せずにメンテナンスを行いましょう。
繁殖した藻や苔を落すには?
屋根に繁殖してしまった藻や苔は、高圧洗浄で洗い落とすことができます。ただし、もしご家庭に高圧洗浄機があったとしても、ご自身で洗浄を試みるのはおやめください。大変危険です。ただでさえ高所で危険な屋根の上で、水分で滑りやすくなる洗浄を行うのは我々、プロの業者でも危険が伴う作業です。
屋根のメンテナンスはプロの業者に任せましょう
上述した通り、屋根上での作業には大変な危険が伴いますので、我々プロの業者にお任せください。また、先に述べた通り、藻や苔の繁殖は屋根の劣化を意味しますので、ただ繁殖した藻や苔を洗い落としただけでは、すぐにまた繁殖してしまいます。再発を防ぐためには塗装メンテナンスが必要です。塗膜が劣化した屋根を塗装し直すことで、防水性・撥水性を回復させ、再発を防ぎます。
綺麗な屋根を保つため、定期的なメンテナンスを行いましょう
藻や苔ができるだけ繁殖しないようにするには、耐久性の高い「フッ素塗料」や「無機塗料」での塗装がおすすめです。しかし、これらを用いても、完璧に藻や苔の繁殖を防ぐことはできません。大事なのは、繁殖してしまった藻や苔をいかに早く落とすことができるかです。そのためには、日々の点検やメンテナンスが欠かせません。ふとした時に地上から屋根を眺めるようにすると、小さな違和感に気付くことができるようになりますので、藻や苔の繁殖にいち早く気づくことができます。
藻や苔の繁殖に気付いたら、街のやねやさんへご相談ください。熟練のスタッフが屋根の状態を正確に診断し、最適なメンテナンスをご提案いたします。点検は無料で承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2023年06月28日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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