更新日：2022年08月29日

　町田市金森にて初めての屋根塗装工事をご検討されていたお住まいへお伺いし、現地調査を行わせていただきました。築15年以上が経過しており、化粧スレート屋根がかなり変色してしまったことが塗装をお考えになったきっかけとのことです。雨漏りをしてしまう前にメンテナンスをしておきたいとのご要望でしたので、まずはしっかりと状態を拝見させていただきます。

屋根塗装が必要な状態

　屋根の変色は苔の繁殖によるものです。スレートはセメントをメインとして形成されている屋根材ですので、雨水を弾くことができません。そのため塗膜による保護で防水性や対候性を高めているのです。ですので湿気などを好む苔やカビが屋根に繁殖し始めますと、塗膜が劣化して防水性が低下していることが伺えます。
　塗膜の劣化は屋根の見た目が悪くなってしまうだけではなく、紫外線や弾けなくなった雨水の影響を強く受けるようになってしまうため、スレート材が傷んでしまう原因にもなります。反りやひび割れといった症状が発生してしまう前に、塗装工事によって屋根の塗膜を復活させることがスレート材の劣化を防ぐためには重要です。あまりにも屋根材や野地板などが傷んでいた場合は塗装工事が行えず、屋根葺き替え工事などが必要となってきます。

スレート屋根塗装時の注意点

　また、スレート屋根の経年劣化は屋根面の重なり合う個所を覆う棟板金にも現れます。固定釘が徐々に抜けてきてしまったり、棟板金自体が浮いてしまうのです。築年数的にも下地の貫板が腐食していることが考えられますので、屋根塗装と同時に樹脂製貫板を使用した棟板金交換工事も行うと今後雨漏りの心配が激減します。
　屋根塗装工事は60㎡で382,800円～（税込）が参考的な料金となります。スレート屋根への塗装時には、タスペーサーの設置などで屋根材同士の重なりにあえて隙間を作る縁切りを行わなければ逆に雨漏りの原因となりますので、工事前に作業工程を確認することも重要です。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてオンラインツールを使用した工事のご相談も承っておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。