更新日：2022年05月25日

　三浦郡葉山町一色にお住まいのお客様よりスレート屋根の点検をしてほしいとご依頼をいただき、現地調査にお伺いしました。お客様は既に数社ほど別の業者の方にも点検をしてもらったそうですが、業者によって「塗装をした方がいい」、「屋根工事の方が適切だ」とご提案が異なっていたために今回街の屋根やさんへお問い合わせをしてくださったようです。現地調査を行い、最適な工事内容をご提案いたします。

屋根材が破損している箇所を発見

　屋根へと梯子を掛け上っていくと、すぐにスレートが破損している箇所を見つけました。スレートにクラック(ひび割れ)が発生したことで、このように割れてしまったのだと考えられます。破損箇所には棟板金が一部覆いかぶさっていたため、なんとか落下せずに留まっていました。屋根材が落下してしまうと近隣の住民の方や建物等に当たってしまう恐れもありますので、落下前に発見することができたことは幸いでした。

　クラックは他の場所でも発生しておりましたが、全体的に屋根が黒ずんでいるように見える点も気になりました。近くで確認をすると、苔やカビが繁殖していることがわかります。苔やカビは湿気を好むため、スレート表面の塗膜が劣化し防水性が損なわれてくると繁殖を始めます。苔やカビが繁殖している場合、屋根材や屋根内部の防水紙、野地板に損傷がない場合は塗装によるメンテナンスを行うことで改善・予防をすることが可能です。

屋根材はクラック多発のコロニアルNEO

　調査を続けていくと、屋根の様々な箇所で不規則にクラックが発生していることがわかりました。これはコロニアルNEOというノンアスベストのスレート屋根材の特徴です。アスベスト含有の屋根材は健康被害の観点から現在製造を中止されているのですが、規制されてから間もない頃はまだノンアスベストのスレート屋根に様々な不具合がありました。コロニアルNEOも問題を抱えている屋根材の一つで、クラックが多発してしまうために塗装を行ってもすぐにまた工事が必要になってしまうのです。

トップライトも点検します

　また、お客様のお住まいにはトップライト(天窓)が設置されていました。室内からトップライトを見ると、木枠に雨染みが発生していることがわかります。パッキンが傷んでしまったことで隙間が生じているため、これでは雨水が侵入してしまいます。交換か撤去工事を行うことになるのですが、お客様とお打ち合わせを行いましたところ、トップライトの耐用年数が屋根材よりも短く、雨漏りのリスクもご不安であるということで今回は撤去工事をすることになりました。

　調査後、屋根からは雨漏りも起きていないということで、メンテナンス方法として屋根カバー工事をご提案させていただいたところ、街の屋根やさんに工事のご用命をいただきました。お客様が点検をお願いされていた業者さんの中には塗装を勧める方もいらっしゃったそうですので、やはり慎重に業者を選定することが大切ですね。
　私達、街の屋根やさんでは無料で点検とお見積りの作成を承っておりますのでお気軽にご依頼ください。屋根カバー工事は1㎡当たり、税込み9,900円から可能ですよ。お客様にご安心いただけますよう、新型コロナウイルス対策にも引き続き取り組んでまいります。お問い合わせを心よりお待ちしております。