千葉市花見川区花園で棟板金飛散のため点検に伺いましたが危険な状態でした
更新日:2021年07月08日
千葉市花見川区花園で強風が数日続いた際、棟板金が飛散してしまったとのご連絡をいただき現地調査へ伺いました。棟板金(むねばんきん)は屋根の頂上にあり、屋根と屋根が合わさった山の部分を覆っている金属板です。瓦屋根の場合は、棟瓦(むねがわら)といいます。屋根の頂上にあるため、雨や風、紫外線などに常に晒されており劣化や破損などで定期的なメンテナンスが必要になる箇所でもあります。今回、金属板の棟板金が飛散したということでしたが、特にお怪我や二次的被害もなかったとのことで、安心いたしました。棟板金を含む、屋根の調査についてご報告いたします。
現地調査へ

屋根に上がってみましたら、棟板金のいたるところで抜けそうになって飛び出ている釘や、既に抜けてしまった釘が確認出来ました。また、釘が抜けたところへ強風が吹き込み剥がれた棟板金がパタパタするなど、残っている部分へ負荷が掛かり、千切れそうになっていたり、折れ曲がっているものもありました。この状態で更に強風に煽られた場合、被害がさらに大きくなる恐れがあります。
屋根全体をくまなくチェック

別位置の棟板金の状態も同様でした。棟板金は屋根の頂上にあり山になっている部分を覆っていますが、寄棟など屋根の形状により、屋根の面と面が合わさる(取り合い)谷の部分に「谷樋(たにとい)」があります。谷樋は、雨樋と同じような役割で、屋根の雨水を集めて雨樋へ排水する働きをしています。この部分にある金属板を「谷板金(たにばんきん)」といいます。常に雨水が集まる部分のため、劣化しやすい部分でもあります。雨漏りに繋がる危険性の高い部分ですので、定期的なメンテナンスが必要です。
棟板金が完全に剥がれてしまった部分は、下地の「貫板(ぬきいた)」がむき出しになっていました。貫板は、木材のため水分をたくさん含んでいる状態でした。貫板が劣化することにより、棟板金を固定していた釘が徐々に緩んできます。近年は、木材の貫板に代わり樹脂製の貫板を使用されることも多くなっています。樹脂製のため、水分による腐食に強く、耐久性もあるためおすすめです。
屋根の苔が目立ちます

化粧スレート瓦は、もともと表面が塗装されています。屋根材自体に防水性は無いため、表面の塗膜により防水性能を保っています。太陽の紫外線や、雨風などの影響により、徐々に表面の塗膜が剥がれてきます。塗膜が剥がれ、雨水を正常に排出することが出来なくなると屋根材の表面に水分が滞り、スレート材が水分を含んで傷みやすくなったり、カビや苔の発生に繋がります。化粧スレート瓦の耐用年数は20~30年ほどといわれています。10年~15年で屋根塗装によるメンテナンスを行われることをおすすめします。点検結果をもとに、築年数や屋根の状態を考慮し、屋根カバー工法/棟板金交換と屋根塗装のご提案予定です。
私たち街の屋根やさんでは、点検結果を写真と一緒に詳しくご説明しております。現状で最適なメンテナンスのご提案や、今後必要と思われるメンテナンスについてもご案内しております。お気軽にご相談ください。
私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウィルスの予防対策として、点検等でお伺いする際は、手指の消毒をはじめ、マスクの着用・ソーシャルディスタンスを守り安全に配慮しております。
※現在zoomでのお打ち合わせも承っております。
記事内に記載されている金額は2021年07月08日時点での費用となります。
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