更新日：2021年05月26日

　千葉市緑区おゆみ野で屋根と外壁のメンテナンスのご検討を始められたお客様宅にて点検を行いました。点検結果の写真と一緒に、現状と今後必要になるメンテナンスなどを詳しくご説明した結果、塗装による屋根・外壁メンテナンスを行うこととなりました。今回は、屋根塗装工事の内容をご報告します。

塗装前にやっておくこと

　屋根の表面を高圧水流（150kg）で洗いします。高圧洗浄を行わずに塗装をした場合、汚れの上に塗料が乗ることになり、剥がれやヒビ割れを起こしてしまいます。そのため、汚れや古くなって浮いた塗膜をしっかりと洗い流します。その後、屋根材のヒビなどを補修します。棟板金の「ケレン」作業を行います。塗装する部分の表面をヤスリで擦り、汚れやサビ、旧塗膜などを落として塗料の付着性を高めます。この下地処理が不十分な状態で塗装を行ってしまうと、塗料の付着が悪くなり、塗装後数年で剝がれてしまう可能性があります。

屋根塗装開始

　腐食を防ぐための錆止め塗料を塗ります。屋根塗装には、遮熱塗料のサーモアイ４Fを使用しますので、下塗りにも専用のシーラー（白かクリアー）を使います。このシーラーにも遮熱効果があり、一緒に使うことでより高い効果を得ることが出来ます。シーラーは接着剤のような役割となり、塗装面と中・上塗り塗料との密着性を高めてくれます。シーラー乾燥後、屋根材と屋根材が重なった部分を塗料で塞がないように「タスペーサー」を挿入します。バネの構造で適度な隙間を作ってくれます。

屋根塗装工事完成です

　シーラー塗布後、規定時間が経過してから中塗りしていきます。その後、さらに上塗りをして完成です。外壁塗装も併せて行われており、足場の有効活用をされたメンテナンスとなりました。足場代だけでも高額になりやすいため、数年内に必要なメンテナンスは、一緒に行われることをおすすめします。私たち街の屋根やさんでは、点検結果をもとにお客様のライフプラン等に合わせ、現状で最適なメンテナンスのご提案をいたします。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウィルスの予防対策として、点検等でお伺いする際は、手指の消毒・マスクの着用・ソーシャルディスタンスを取り、安全に配慮しております。