国土交通省 | 新築の屋根瓦の全固定を義務化とする方針
更新日:2025年01月29日
国土交通省より9日、「新築の屋根瓦について、全固定を義務化とする方針を固めた」という記事が掲載されました。まだ正式決定前のため、時期や詳細については未定ですが、「台風や地震で住宅の屋根瓦が落下しないよう、新築時は瓦を1枚ずつ全て固定することを義務化する」というものです。現在は軒部分の瓦など一部の固定だけが義務付けられていますが、近年、台風や地震により甚大な被害が発生している状況から、このような対策を強化する必要があると判断したと思われます。
台風被害で崩れた棟瓦

現在、瓦の固定方法には、建築基準法の「基準風速」や屋根工事に関する「ガイドライン法」により決められた施工方法があります。これにより、大型台風などの強風による被害を最小限にすることが可能です。「瓦」の固定方法はさまざまです。台風や地震の後に、屋根の状態をチェックしておくことで、何か問題があった場合も早めの対処が可能です。私達、街の屋根やさんでは、点検・お見積りを無料で行っております。また、ご自宅の瓦屋根がどのように固定されているのか点検時に確認が出来ますので、是非お気軽にお問合せください。
瓦の固定方法

・屋根の「軒(のき)」、「桟(さん)」でそれぞれ固定方法が異なります。
どちらも釘やビス、鉄線を用いて桟木に固定をする点では同じですが、「桟」部分の瓦については、全ての瓦を桟木に固定する「全数釘打ち」が推奨されています。
・屋根のてっぺんにある「棟」部分は「棟金具」と呼ばれる部材を用いて、棟部分の芯となる芯木(貫板)を固定します。棟瓦が固定されていない場合、地震の際に崩れ落ちてしまうということもあり大変危険です。そのため、棟部分の土台となる熨斗瓦(のし瓦)は、銅・鉄・ステンレス線で留め付けを行います。熨斗瓦の上に取り付ける冠瓦(かんむり瓦)はパッキン付のビスで内部下地の「芯木(貫板)」に固定します。
この他にも、瓦の設置位置により細かく施工方法が決められています。※現在の固定方法のご紹介であり、瓦の全固定化が策定された後はガイドラインに従った施工が必要となります。
耐風・耐震に優れた防災瓦

今回の方針について、義務化になる時期は未定とのことですが、全日本瓦工事業連盟では、瓦を全固定で新築する場合「屋根の工費は1割程度増える見込み」とのことです。既存住宅をリフォームする場合はどうなるのでしょう。方針では「費用面の改修支援を検討する」とのことですが、実際に法令で義務化された場合、当然需要が増えてくることは予想されます。近年、耐震性の問題もあり、瓦の需要が減ってきている状況です。「瓦を固定する改修支援」だけでなく、瓦から別の屋根材へリフォームする費用に対しても支援していただけると多くの方が安心されるのではないかと思います。もし、瓦にこだわりがあり、瓦の葺き替えをご検討される場合は、防災瓦がお薦めです。瓦一枚一枚を釘やビスで留め、瓦同士を噛み合わせる方法でロックしているので、耐風・耐震に非常に優れており安心です。
記事内に記載されている金額は2025年01月29日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
関連動画をチェック!
瓦屋根の雨漏り原因とは?屋根の構造をもとに詳しく解説!【アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
街の屋根やさん東東京
- 電話 0120-989-742
- 株式会社シェアテック
- 〒132-0023
- 東京都江戸川区西一之江2-10-17 大場ビル1F
瓦工事の施工事例一覧
で瓦工事を行ったお客様の声

























































































































