更新日：2021年12月14日

　花見川区幕張本郷にお住まいのお客様より「ベランダから2箇所雨漏りが発生してしまったので出来るだけ早く点検に来てほしい」とのご相談をいただきました。ベランダで雨漏りが発生する原因は主に防水層の劣化やヒビ、排水溝（管）の詰まりによるものが多いです。

雨漏りの状況を確認

　外観からは問題があるようには見えませんが、室内にまで雨水がしみ込んできている状況で、早急な対応が必要と判断しました。ベランダの床に敷かれていたデッキ材を外していくと、（デッキ材を敷くための）下地の根太（ねだ）が錆びて朽ちている箇所が見受けられました。

ウレタン防水工事

　雨漏り原因になっているヒビを確認し、水分が浸入しないようコーキング処理を行いました。下地となる部分の汚れや剥がれかけている塗膜などを除去し補修します。プライマーを均一に塗布後、メッシュシートを貼り、ウレタン塗膜防水材を塗っていくという流れです。「ウレタン防水工事」とは既存の防水層の上に液体状のウレタン樹脂を重ねて塗布する工法です。先に塗ったウレタン防水が硬化したら、再度塗布していきます。ウレタン防水の防水性能や耐久性は、塗膜が基準の厚みである必要があります。そのためには、基準の厚みで仕上げることが大変重要です。

仕上げ

　トップコートまで塗装したのち、下地の根太が朽ちてしまった部分に木材の補強をします。既存のデッキ材を戻し、水を流して雨漏りすることが無く、排水できていることを確認して防水工事の完了です。ベランダやバルコニーの床は、下地の上に防水層を作り、表面にトップコートを塗り構成されています。防水層は、素材によって差はありますが、紫外線などにより日々劣化していくため、ひび割れなどが発生する前に、10年に一度を目安にメンテナンスされることをお勧めします。トップコートは5年程度の頻度で塗装が必要といわれています。保護塗料であるトップコートは、劣化してくると防水層が熱や紫外線の影響を受けやすくなります。特に問題が無くても、経過年数で定期点検をご依頼されるのも一つの方法だと思います。私達、街の屋根やさんでは、点検・お見積りを無料で行っております。お住まいのご心配事があれば、まずはご相談下さい！