安房郡鋸南町保田で瓦が破損して、雨漏れが発生
更新日：2024年09月06日
雨漏れ状況
安房郡鋸南町保田にお住まいのお客様は、歴史を感じる日本家屋にお住まいですが、先日の台風により屋根に被害が出てしまい室内に雨漏れが生じてしまい屋根だけではなく室内にも被害が出てしまったとの事です。屋根の資材は日本瓦でしたが、特に棟瓦の倒壊が多くあったとの事で、調査のご依頼を頂きました。
室内の雨漏れが生じてしまったとの事でしたが、畳に染みが出来て雨水のせいで、畳自体もやわらかくなってしまいました。
瓦の破損
棟の瓦が破損してしまい崩れて落下してしまいました。瓦の破損が原因で、雨漏れが生じてしまいました。その他にもズレが生じたりしている部分も多く雨漏れが生じやすい状態になっている事は確かです。特に日本瓦は上下左右の重なりあいにより、雨水を屋根の下段に誘導するのですが、瓦の一枚がずれると重なりがおかしくなり隙間が空いてしまい、雨漏れの原因になる事があります。
防水紙の劣化
屋根で雨漏れが生じてしまう事は、日本瓦の屋根でしたら常にあることとして考えておいたほうがよろしいと思います。室内に雨漏れが生じることは何が原因かと言うと、下地にあたる防水紙が劣化により破損しているからです。屋根の防水紙は約20年前後と言われていますが、屋根を葺き直したり葺き替えると数百万円と言う単位の金額が必要となりますので、２０年過ぎたからと言って直す事をする方は少ない物です。しかし防水紙が切れてしまっていると、室内に侵入する雨水を止めるものが無くなり雨漏れが生じてしまうので、雨漏れでお部屋が濡れるだけではなく屋根を支えている構造体にも被害が出るので、雨漏れが生じる前に屋根の葺き直しや、葺き替えを検討する事が肝心です。
（屋根の葺き替えなどはこちらまで）
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