サンルームやテラスの屋根材として多くのお住まいで使用されているポリカーボネート板。
ガラスに比べて軽量で衝撃にも強く、紫外線を通しにくいなどの特性を持つため人気の素材です。

しかし、どんなに丈夫な素材でも紫外線や雨風の影響で劣化していきます。
ひび割れや変色を放置すると見た目が悪くなるだけでなく、安全性の面でも不安が残ります。

今回は市原市で行ったポリカーボネート板交換工事を写真とともに解説いたします。
劣化のサインや施工の流れを知っていただくことで、ご自宅のリフォームの参考にしていただければ幸いです。

劣化が進んだポリカーボネート板は全交換がおすすめ

ポリカーボネート（板タイプ）は耐久性が高いとはいえ、屋外で使用される以上、日射や雨風にさらされることで次第に劣化していきます。

特に長年使用した板では、表面の黄ばみ・穴あき・破片の剥がれといった症状が見られるようになります。
このような状態になると部分的な補修では十分に対応できず、全交換を行うのが最適です。

全交換を行うことで、見た目がきれいになるだけでなく、雨漏りのリスクや板の落下といった危険も防げます。
大きなトラブルが起きる前に早めの交換を検討することが重要です。

ひび割れや変色は劣化のサイン

ポリカーボネート板に多く見られる劣化の症状がひび割れや変色です。

一見小さなひびでも、板全体の強度を著しく低下させます。
特に台風や強風時には割れて飛散し、近隣住宅や歩行者に危険を及ぼすこともあります。

また、紫外線の影響で黄ばみや白濁が起こると、透明感が失われ、室内の採光にも悪影響を与えます。
「最近サンルームが暗く感じる」「屋根材がくすんで見える」と思ったら、それは交換のサインかもしれません。

安全な作業には足場が必須

ポリカーボネート板の交換作業は高所で行うため、安全対策が欠かせません。

脚立や梯子（はしご）だけで作業するのは非常に危険で、転落事故につながる恐れがあります。
そのため、専門業者は必ず足場を設置し、安定した環境で施工を行います。

安全を最優先にすることで、作業員だけでなくご依頼いただいたお客様にとっても安心です。
DIYでの交換を検討される方もいらっしゃいますが、実際には危険が伴うため専門業者に任せるのが賢明です。

フレーム部分を清掃してから取り付け

古いポリカーボネート板を撤去した後は、まずフレーム部分の清掃を行います。

長年の使用でフレームには汚れやほこりがたまっており、そのまま新しい板を取り付けると固定が甘くなったり、雨水が入り込む原因になったりします。

ブラシなどを使い、フレームをきれいにしてから新しい板を設置することで、耐久性の高い仕上がりになります。
このひと手間が後々のトラブル防止につながります。

新しいポリカーボネート板をしっかり固定

清掃が終わったら、新しいポリカーボネート板をフレームに合わせて設置します。
その後、専用の固定具やビスでしっかり押さえ込み、確実に固定していきます。

正しく施工されたポリカーボネート板は見た目も美しく、透光性が高いため室内も明るく保てます。
また、適切に固定しておくことで、風によるバタつきや外れを防ぎ、長期間安心して使用できます。

施工後はお客様にも仕上がりをご確認いただき、安心して使える状態になっているかチェックします。

まとめ

ポリカーボネート板は、軽量で強度が高くサンルームやテラスに最適な素材ですが、経年劣化によるひび割れや変色は避けられません。

劣化を放置すると美観が損なわれるだけでなく、安全性にも大きな影響を与えます。
市原市での施工事例のように、全体に劣化が進んでいる場合は全交換をおすすめします。

交換工事では足場を設置して安全に作業を行い、フレーム清掃から固定まで丁寧に施工することが大切です。
これにより、新しいポリカーボネートは美しさと耐久性を兼ね備えた状態で長く使用できます。

サンルームやテラスの屋根でお困りの方は、ぜひ わたしたち街の屋根やさんにご相談ください。
経験豊富なスタッフが調査から施工まで責任を持って対応いたします。