スーパーガルテクトとは？

スーパーガルテクトは、アイジー工業が製造する高性能な金属屋根材です。

芯材に断熱材（ポリイソシアヌレートフォーム）を使用し、表面には耐久性の高いガルバリウム鋼板を採用。

軽量でありながら高い断熱性・遮音性・耐久性を兼ね備えているため、近年多くの住宅で選ばれています。

とくに千葉県のような台風や強風が多い地域では、軽量で地震に強い屋根材として人気があります。

定期点検の重要性

高性能なスーパーガルテクトであっても、メンテナンスフリーではありません。

施工後から数年ごとに点検を行うことで、雨漏りやサビ、コケの発生などのリスクを早期に発見し、適切に対処できます。

今回は施工から7年目を迎えたお住まい（市原市ちはら台西）にて、屋根の定期点検を行いました。

屋根定期点検

まずは屋根全体の外観を確認。

屋根材表面に明らかな浮きや破損は見られませんでしたが、板金留め具部分に若干の汚れが確認できました。

また、屋根全体にしっかりと塗膜が残っており、防水性も維持されていることを確認しました。
屋根カバー工法で、屋根が２重になっていることから雨漏りのリスクは少なくなっているはずですが、必ずお客様からも詳細なお話をお聞きいたします。

屋根日陰部分に苔の発生

しかし、日陰になる北側の屋根面では苔の発生が確認されました。

苔は屋根の排水性を妨げ、長期的には劣化や雨漏りの原因になるため注意が必要です。

今回のように、塗膜の防水性があっても、日当たりや風通しの悪さによって苔が繁殖することがあります、今すぐ深刻な問題ではありませんが、高圧洗浄や防苔塗料による予防処置が推奨されます。

これらの状況から、今すぐ大掛かりな補修は不要と判断されました。

ただし、次回の点検を3年後（築10年）に実施することが推奨されます。

また、苔の繁殖を抑えるための洗浄処置または予防施工も検討の余地があります。

定期点検で屋根の寿命を伸ばす

今回、市原市ちはら台西にてスーパーガルテクトを使用した屋根の7年目点検を実施し、全体的な良好な状態を確認することができました。

しかし、優れた屋根材であっても定期点検を怠ると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。

とくに苔の発生や板金部の緩みといった初期症状は、早期の洗浄や補修によって長持ちさせることができます。

街の屋根やさんでは、スーパーガルテクトをはじめとする金属屋根の点検・メンテナンスにも多数対応しております。

市原市ちはら台西をはじめ、千葉県内全域での屋根点検・ご相談はお気軽にお問い合わせください。

屋根は「点検こそが最大の予防」です。