四国中央市で菊間瓦のズレた丸伏せ。シルガードで取り直し工事を行いました
更新日：2024年4月27日
確かに、丸伏せが降りていると、少し豪華な屋根に感じられますね。
昔の屋根は、土葺きなのでこの丸伏せも土を使い施工していました。
そのため年月が経った屋根の丸伏せなどは土が痩せ、強風の影響などでズレや隙間が空いてしまうことがあります。
今回は、そのズレた丸ぶせを一度解体し、シルガードや銅線を新たに施工し頑丈にした工事になります。
それではご覧ください‼
そのうち２、３枚は下の瓦に乗りあがり、銅線でつながっていいるものの、グラグラしており強風が吹くとズレ落ちる可能性がある状態でした。
パサパサになった土は、雨かぜに削られだんだんと屋根から落ちていきます。
まずは、一列全て丸伏せを解体します。
写真でも、土が痩せ、銅線も消耗しているのが確認できます。
年月が経ち、土の接着や銅線の結束が弱くなるとズレや隙間が空くことがあります。
ところどころ、セメントで補修した形跡も確認できました。
シルガードが設置する部分に土が残っていると接着が弱くなるので、丁寧に作業します。
勾配がきつく、滑りやすい屋根だったので踏ん張りながら作業しました。
穴の真下か、少し上くらいから丸伏を引っ張るようにするとズレに強くなります。
次に今まで土があった場所に、シルガードを施工していきます。
シルガードは防水性に優れ、強度も土より数段高いので頑丈で長持ちする材料です。
鏝を使いシルガードをならしながら作業を進めます。
丸伏せ一枚一枚、傾きなど見ながら葺いていきます。
一度、解体したすべての丸伏せを復旧しました。
丸伏せがキレイに真っすぐいってるか？傾きは均等か？をチェックし
定規など使い、丸伏せの通りを揃えます。
丸伏せに通した長い銅線を切り、緊結すれば作業完了です。
また四国中央市は風の強い地域なので、お家のかたが心配されていた強風で飛ぶこともこれで心配ありません。
雨漏りなどはしていない箇所でしたが、屋根を観察し消耗している箇所があれば少し補修してあげる。
それが家全体の耐久性をあげる大事なことだと思います。
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