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京都市伏見区で瓦のズレと欠損、雨漏りや腐食が進んだ築100年級借家の屋根工事調査
更新日:2026年8月2日
京都市伏見区の賃貸物件オーナー様より、入居者様の息子さんを通じて「瓦がずれて一部なくなっているところがあり、雨漏りもしているようだ」とご相談をいただき、私たちが現地調査に伺いました。
オーナー様は遠方にお住まいで、すぐに様子を見に来られないとのことでしたので、現地の状況を細かく確認し、必要な対応を整理する役目も私たちに託していただきました。
到着してまず感じたのは、築100年ほどと伺う建物らしく、瓦屋根や外壁、軒先まわりに長年の使用による傷みが全体に積み重なっていることです。
見た目には昔ながらの趣がありますが、雨水を受け止める屋根の機能が弱っている箇所が複数あり、部分的な不具合がつながって雨漏りへ発展している印象でした。
上から全体を確認すると、連棟に近い造りの中で対象建物の瓦屋根には色むらや並びの乱れが見られ、補修歴のある箇所とそうでない箇所の差も出ていました。
築年数の長い瓦屋根は、瓦そのものが長持ちしても、固定している土や下地、雨水を受ける周辺部材が先に弱ってくることがあります。
全体が大きく崩れている状態ではありませんでしたが、
部分的なズレや取り合い部の傷みが点在しており、このままにすると強風時の落下や、わずかな隙間からの浸水が起こりやすくなります。
正面から見ると、瓦の列自体は大きく崩れていないものの、ところどころで納まりの不自然さや表面の傷みが確認できました。
軒先の板金部分にもサビが出ており、長年の風雨の影響が蓄積していることが分かります。
瓦屋根は一枚一枚が噛み合って防水性を保つため、少しのズレでも水の流れが変わります。
そこへ板金や下地の劣化が重なると、表面上は軽い不具合でも内部では雨水が回ってしまい、見えない場所の傷みを広げてしまいます。
下屋部分に目を向けると、瓦の並びが乱れているだけでなく、一部に大きく口を開いたような欠損箇所がありました。
ここまで開いてしまうと、雨の日には直接内部へ水が入り込みやすく、強風時には周囲の瓦もさらに動かされるおそれがあります。
建物が密集した地域では飛散物の影響も受けやすいため、傷みが局所的でも油断できません。
特に下屋は壁際や樋まわりと絡むため、
雨漏りの入口になりやすい弱点部として注意が必要です。
奥まった屋根では瓦のズレと土の露出が進んでいました
建物の奥側では、瓦が本来の位置からずれて下地の土が見えている箇所がありました。
屋根土が見える状態は、瓦の固定力が落ちているサインでもあり、長い年月の中で揺れや風雨の影響を受けて少しずつ動いたことがうかがえます。
周囲には草木も伸びており、落ち葉や湿気がたまりやすい環境です。
こうした条件が重なると乾きにくくなり、瓦の隙間や下地の傷みをさらに進めてしまいます。
放置すると、ズレが拡大して欠損や落下へつながる可能性があります。
別角度から見た下屋でも、瓦のラインがまっすぐ揃っておらず、表面に汚れや細かな草の入り込みが見られました。
屋根の上に植物が根付くわけではなくても、こうした堆積物は水はけを悪くし、瓦の隙間に湿気を残しやすくします。
古い瓦屋根では、見た目の小さな乱れが実際には広い範囲の緩みにつながっていることもあります。
特に人が頻繁に立ち入れない場所ほど劣化の発見が遅れやすく、気づいた時には被害が進んでいることが少なくありません。
軒先を下から確認すると、瓦の先端まわりだけでなく、その下の木部が大きく傷んでいました。
木口が崩れ、板がめくれたようになっている部分もあり、
雨水が繰り返し当たって腐食した状態と考えられます。
軒先は屋根から流れてきた水を最後に受ける場所なので、ここが傷むと見た目の問題だけでなく、部材の保持力低下や、さらなる落下事故の心配も出てきます。
木部の腐食は自然に止まることがないため、早めの対処が欠かせません。
雨樋の集水器付近では、樋の継ぎ目や周辺の木部に傷みが見られ、つる植物も絡んでいました。
樋は屋根に降った雨を安全に地上へ流す役割がありますが、ゆがみや詰まりがあると水があふれ、軒先や壁へ余計な負担をかけます。
特に古い建物では、樋の不調が屋根や外壁の劣化を加速させることがあるため軽視できません。
あふれた水が同じ場所を打ち続ければ、木部腐食や雨染みがさらに広がるおそれがあります。
中庭側のトタン外壁には、縦に流れるサビ跡がはっきり残っていました。
これは長い間、同じ位置に水が回っていた可能性を示すサインです。
屋根からの雨水処理がうまくいっていない、あるいは軒先や取り合い部から伝った水が外壁へ流れていることも考えられます。
トタンは水が回り続けると腐食が進みやすく、穴あきや固定部の弱りにつながります。
外壁の劣化が進めば、今度は壁面からの浸水リスクも無視できなくなります。
最後に全体を見渡すと、屋根、軒先、樋、外壁がそれぞれ別々に傷んでいるというより、経年劣化によって連動しながら不具合が広がっている状態でした。
特に奥まった場所は日常の目が届きにくく、雨漏りが起きてから初めて異変に気づくことも多いです。
今回の建物でも、表面に見える瓦のズレや欠損に加え、周辺部材の傷みが重なっているため、部分ごとの状態を切り分けて優先順位をつける必要があると判断しました。
今回の調査で最優先と考えたのは、雨水の入口になっている瓦の欠損部とズレの補修です。
まずは瓦屋根部分補修工事として、ずれた瓦の復旧、欠損瓦の差し替え、必要に応じた葺き土や下地の補修を行い、雨水が入り込まない状態に戻すことが重要です。
そのうえで、軒先の腐食した木部は傷みの範囲を確認しながら交換や補強を行い、雨仕舞を整える必要があります。
雨樋についても清掃だけで済むのか、継ぎ手や支持部の補修が必要なのかを見極め、排水機能を回復させたいところです。
トタン外壁のサビ跡が強い部分は、屋根からの水の回り方を是正したうえで補修を検討するのが順序として適切です。
築年数の古い借家は、全面的に手を入れるべきか、まず雨漏り修理を優先すべきか迷われることが少なくありません。
私たち街の屋根やさんでは、現地を無料で調査し、どこから直すのが効果的かを分かりやすく整理したうえで無料見積もりをご案内しています。
地域密着で動いているからこそ、京都市伏見区のような建物が密集した環境での工事にも配慮しながら対応できます。
遠方にお住まいのオーナー様でも、現地確認の代わりとなるよう丁寧に状況をお伝えできますので、瓦のズレや雨漏りが気になるときは早めにご相談ください!
この記事を書いた加盟店
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