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大阪市淀川区|瓦屋根修理前の点検!注意すべきチェックポイント
更新日:2021年8月5日
※2021年8月5日 更新
こんにちは!街の屋根やさん大阪吹田店です。
大阪市淀川区で瓦屋根修理や点検・メンテナンスをお考えでしょうか?
この記事では、大阪市淀川区で瓦屋根修理前に行いました屋根調査の様子をご紹介したいと思います。
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大阪市淀川区にて瓦屋根修理の事前点検をおこないました
今回お伺いさせていただきましたお住まいは、木造2階建ての住居です。
昔ながらの瓦屋根で、ところどころ瓦の欠落や漆喰の剥がれがありました。
先月の強い雨風でケラバや棟部分も崩れかけており、修理必須の状態です。
上写真のように、屋根面が山状に取り合っている棟の両端に取り付けられている瓦を巴(ともえ)瓦といいます。
屋根の頂点かつ端に位置するこの巴瓦は、どうしても雨風の影響を受けやすいため、経年劣化すると接着力が弱まってこのように剥がれてしまうことがあります。
こちらの巴瓦は完全に剥がれて落下寸前で、ちょっとでも強めの風が吹けば…といった様子ですね。
瓦屋根の棟には、このように雲のような形や鬼の顔の形などの装飾瓦が設置されることがあり、これを鬼瓦とよびます。
厄除けや魔除けとしての意味合いの方をご存知の方も多いかと思いますが、鬼瓦にはもうひとつたいせつな雨仕舞としての役割を担っています。
棟の内部に土台として詰められている土を濡らさないよう、この鬼瓦で棟の端に蓋をして雨水の浸入を防いでくれているのです。
こちらの鬼瓦はまだ剥がれていませんが、上から見ると接着している漆喰が剥がれて半分以上欠落しているのがわかります。
大阪市淀川区×瓦屋根修理チェックポイント ③棟の歪み
瓦屋根修理のご依頼でもっとも多いのがこの棟部分です。ほとんどの瓦屋根の棟瓦は複数段積まれており、その瓦どうしを接着しているのは漆喰です。瓦屋根の瓦は頑丈で劣化しにくい素材ですが、漆喰の耐用年数は15~20年といわれており、経年劣化するとヒビが入ったり剥離してきます。漆喰が剥がれた隙間は雨水の浸入口となり、土台として詰められている葺き土と呼ばれる土を濡らし、崩れやすくなります。土台が崩れてくると、棟瓦の位置が少しずつズレ、このように棟全体を横から見ると歪みが出てきます。歪んだ棟は強風や強い雨がきっかけで崩落する可能性もあるため、棟部分は特に早めのメンテナンスや漆喰の補修が必要な場所です。
瓦屋根でもっとも面積を占める屋根面の部分を平部(ひらぶ)とよびます。
面積が広い分、もっとも美観が気になる部分ともいえますね。
こちらの平部は、強い雨風があった後も、雨が降ったり太陽光にさらされたりした影響で、めくれた瓦の下の土は崩れて流され干上がっていました。また、土自体痩せてしまっており粘り気などの粘度も落ちているので、瓦をつなぎとめる効果はもう期待できません。
大阪市淀川区×瓦屋根修理チェックポイント ⑤ケラバ
屋根の外壁から出っ張っている部分で、雨樋のある方を軒先、雨樋のない端部分をケラバとよびます。ケラバがあることにより、雨風の吹き込みから屋根下地を守り、また紫外線や雨による外壁や窓の劣化を防止することが出来ます。
ケラバに使用される瓦を袖瓦とよびます。
屋根の端に位置するため、平部の瓦よりも雨風の攻撃を受けやすく、下地が劣化してどうしても剥がれやすいです。
こちらの袖瓦ははずれたり割れてしまっている瓦も落下寸前で、今後強い風や雨によって落下してしまう危険性があります。
今回おこないました瓦屋根修理前の事前点検の結果、以下の劣化症状が特に進行していました。
①巴瓦・鬼瓦の剥がれ
②棟全体の歪み
③平部の下地劣化による瓦の剥がれ
④袖瓦の剥がれ
点検の結果を写真や動画とともにお客様に丁寧にご説明いたしました。
劣化箇所を修繕し、また頑丈な瓦屋根に復活させるために以下の瓦屋根修理をご提案いたしました。
●巴瓦・鬼瓦の剥がれ、棟全体の歪み➡棟積み直し工事
●平部・袖瓦の剥がれ➡屋根葺き直し工事
棟の取り直し工事とは、既存の棟を一旦解体し新たに一から積み直す工事です。今回のように築年数の経った瓦屋根の場合は、土台に土が入っていますが、この土は全て撤去し、代わりになんばん漆喰という耐久力の強い漆喰を詰めて棟を施工していきます。
また、ひと昔前は棟瓦の段数が多いほど格式が高いとされてきた瓦屋根ですが、近年は耐震性がもっとも重要視されているため、実用性や安全性が優先されています。
「屋根の軽量化」のため、棟の積み直し工事の際に棟瓦の段数を減らすケースも増えてきました。
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「瓦屋根を更に軽く!棟瓦の乾式工法で住宅の耐震性を向上」はこちら
屋根の葺き直し工事とは、既存の屋根材を一旦はずして葺き土や防水シート、野地板などの屋根下地を補修・交換してからまた既存の屋根材をかぶせる工事です。
瓦屋根の場合は特に、瓦自体は頑丈な場合が多いため、劣化した下地を整えて屋根の機能を復活させたり雨漏りを解決させるためにおこなう事が多い工法です。これまでの屋根材を再利用できるので、環境負荷が低く、エコな屋根修理方法ですね。
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「これまでの瓦を再利用して屋根を葺き替える屋根葺き直し」はこちら
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